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戦国関東の覇権戦争 北条氏vs関東管領・上杉氏55年の戦い

黒田基樹

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784862487643
ISBN 10 : 4862487645
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2011
Japan

Content Description

関東の雄・北条氏が管領・上杉氏との争いの中で関東をいかに掌中に収めていったか。両氏の抗争史に戦国時代の本質が隠されている。戦国大名を支えた「国衆」の視点からみた異色戦国史。

【著者紹介】
黒田基樹 : 1965年東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、駒澤大学大学院人文科学研究科博士後期課程修了。博士(日本史学、駒澤大学)。現在、駿河台大学法学部准教授。北条氏、武田氏を中心に戦国時代の政治・経済史を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • feodor

    いわゆる関東三国志を丹念に説明したものになっている。伊勢氏=北条氏とという近畿から来た新勢力と古河公方家・山内上杉家・扇谷上杉家などの旧来の関東秩序勢力との闘争の中で示してくれる。それだけでなく、信長の戦いでイメージされる近畿圏の戦国時代の進展とはまた違った「国衆」勢力の帰属による関東の勢力争いの図式というものも説明される。盟主的存在の大名と、在地勢力の国衆とはあくまでも家臣団にくみこまれない形で存続し続けた関東地方という中での動きが、興味深かった。

  • 珈琲好き

    関東情勢は複雑怪奇なり。もっと知りたいな、北条にゃんのこと。

  • たくのみ

    「クレしんアッパレ戦国」「のぼうの城」の背景にあった上杉と北条、武田の覇権争い。国衆の一つ、「のぼう」の前城主が謙信とこんな遺恨があったのか。さらに里見氏の独自戦略の妙。関東の戦国時代に興味あれば面白く読める。

  • ma3

    戦国大名において国衆の存在がどれだけ重要かがわかる点において良かったと思う。ただし、国衆の位置付けがどのようなものかという点で、もっと他国(越後や甲斐・信濃)との違いや共通点を見せてほしかった。

  • 兵衛介

    最新の研究成果を盛りこんで書かれているが、複雑過ぎて頭に入りきらない。関東戦国史についてある程度知識がある人向け。上杉謙信の関東侵攻には「口減らし」「略奪」が目的の一つだったという藤木説を踏襲しているのは論議の別れるところか。

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