冬の喝采 運命の箱根駅伝 上 幻冬舎文庫

黒木亮

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344421172
ISBN 10 : 4344421175
フォーマット
出版社
発行年月
2013年12月
日本
追加情報
:
411p;16

内容詳細

北海道の雪深い町に生まれ育った少年が、ふと手にした陸上競技誌。その時から走る歓びに魅せられ、北海道中学選手権で優勝するまでに成長するが、それは奇妙な運命をたどる陸上人生の始まりに過ぎなかった。親友の死、度重なる故障、瀬古利彦という名選手との出会い、自らの出生の秘密……。走ることへのひたむきな想いと苦悩を描く自伝的長編。


【著者紹介】
黒木亮 : 本名・金山雅之。1957年、北海道生まれ。カイロ・アメリカン大学大学院(中東研究科)修士。都市銀行、証券会社、総合商社に23年あまり勤務し、国際協調融資、プロジェクト・ファイナンス、航空機ファイナンス、貿易金融などを手がける。2000年、『トップ・レフト』で作家デビュー。早稲田大学時代には箱根駅伝に二回出場し、20キロで道路北海道記録を塗りかえた。英国在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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経済小説家の黒木亮さんの大学生時代を描い...

投稿日:2021/04/18 (日)

経済小説家の黒木亮さんの大学生時代を描いた自伝です。現在は小説家として活躍されていますが、当時は長距離走の選手でした。駅伝選手が怪我とどのように付き合っているのかという裏側や、他の選手やコーチとの距離感など一般的には見えない部分の記述もとても興味深いものでした。

ai さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しいたけ さん

    ご自身の走ったり走れなかったりした時代の、ただの記録のはず。それがとてつもなく面白い。北海道の懐かしい地名も出てきて嬉しかった。瀬古も中村監督も、その他の「走る人」も、皆が生き生きと描かれる。筆力の所以だけではなく、大切な時間がそこに流れていたのだろうと思う。

  • アッキ@道央民 さん

    今年の箱根駅伝でのドラマチックな展開がまだ記憶に新しいこの時期に読むにはぴったりな作品。経済小説などで名前は聞いた事があった著者の自伝的な作品かな。その一方で大学時代、早稲田大学陸上競技部のランナーとして箱根駅伝に出場。あの瀬古選手と襷を繋いだ事もテレビか何かで見て知ってはいました。著者が地元を離れて大学進学のために上京。悩みもがきながらも目標目指して奮闘する姿がリアルに描かれていますね。北海道出身で、道内の見知った地域を走る様子も。さて、後半箱根に向かってどのように進んで行くのかな。

  • カブ さん

    マラソンや駅伝関連の小説が好きです。長距離走の苦しい息遣いや、チーム内の人間関係、精神的な駆け引きなどが好きです。本作は著者が北海道で陸上競技に目覚め、走り、成長して行く自伝的長編です。下巻へ続く。

  • てつ さん

    駅伝を見ながら駅伝小説を読む。下巻へ。

  • mika さん

    生まれが雪深い北の大地にも関わらず、練習を積み重ね記録(結果)を現していく著者…。全体的に淡々とした描写が続くが、そこにランナーとしての静かな執念のようなものが垣間見える。ケガで苦しみ、走れないもどかしさもまた、痛切に伝わってくる。そして解説でおなじみ瀬古さん…失礼ながら現役時代のことはあまりよく知らなかったが、運命的な出会いの末…この後の展開が楽しみであります。今年の箱根駅伝は終わってしまったが、私の中ではまだまだ…下巻へ続く。

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黒木亮

1957年北海道生まれ。早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院修士(中東研究科)。都市銀行、証券会社、総合商社勤務をへて、2000年、国際協調融資を巡る攻防を描いた『トップ・レフト』で作家デビュー。大学時代は箱根駅伝に2度出場し、20kmで道路北海道記録を登り替えた。ランナーとしての半生は

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