破門 角川文庫

黒川博行

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041041178
ISBN 10 : 4041041171
フォーマット
出版社
発行年月
2016年11月
日本
追加情報
:
576p;15

内容詳細

「わしのケジメは金や。あの爺には金で始末をつけさせる」映画製作への出資金を持ち逃げされた、ヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮。失踪したプロデューサーを追い、桑原は邪魔なゴロツキを病院送りにするが、なんと相手は本家筋の構成員だった。禁忌を犯した桑原は、組同士の込みあいとなった修羅場で、生き残りを賭けた大勝負に出るが―。直木賞受賞作にして、エンターテインメント小説の最高峰「疫病神」シリーズ!

【著者紹介】
黒川博行 : 1949年3月4日愛媛県生まれ。京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。大阪府立高校の美術教師を経て、83年、『二度のお別れ』が第1回サントリーミステリー大賞佳作。86年、『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞を受賞。96年、『カウント・プラン』で第49回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞。2014年、『破門』で第151回直木三十五賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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シリーズ物の小説で、知らない世界の事です...

投稿日:2021/07/09 (金)

シリーズ物の小説で、知らない世界の事ですので、面白くページをめくる手が止まりませんでした。当方関西在住ですので、関西弁には違和感なく、ハードボイルド系でドキドキハラハラが最後まで続きます。一冊で完結なのもいいです

ysi さん | 愛知県 | 不明

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絶妙の展開とユーモア お勧めします

投稿日:2021/03/10 (水)

絶妙の展開とユーモア お勧めします

リプリー さん | 千葉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ミカママ さん

    シリーズものと知らずに。直木賞をシリーズの5作目が獲るというのは、稀有なケースでは?過去のエピは、要所要所で挿入されており、じゅうぶんに楽しめた。途中少々冗長な感あり...が、桑原と二宮の絶妙な掛け合いが、そんなことも忘れさせてくれた。

  • ぶち さん

    今作では、映画製作への出資金詐欺にニ蝶会の若頭が引っかかってしまいました。ダメ男・二宮とイケイケヤクザ・桑原の凸凹コンビが詐欺師を追っていきますが、本家筋の組との争い(込み合い)に追い込まれてしまいました。桑原の生き残りを賭けた大勝負とそれに巻き込まれる二宮の活躍と災難が、読ませます。ほとんど徹夜です。作中、パチンコは警察と極道とクサレ議員の米櫃だ。」というストーリーとは関係ない話が出てきます。ウムなるほどね、と唸ってしまいます。こんな言葉がたくさん登場してくるのも、黒川さんの小説に痺れる要因の一つです。

  • 五右衛門 さん

    読了。この厚みの本にしては本当にあっという間に読み終えました。題名が題名なのでどうなってしまうのか最後の最後まで引き込まれたまま終盤に来て あ〰😱 やっぱり〰😱 となりました。なるわな〰あれだけ暴れれば❗もうこのコンビを読めなくなるの? 続編、早く文庫になれ〰‼又暴れる桑原、引きずられる二宮を読みたい〰‼

  • ま〜くん さん

    映画制作費として出資した大金と一緒にプロデューサー小清水が蒸発。ヤクザの桑原と堅気の自称建設コンサルタント二宮が手練手管で小清水を追い詰めていく。ヤクザの対立抗争、裏社会の闇、暴力、カジノ等々、陰惨な話の連続かと思いきや、腹を抱えて笑うこと数十回。直木賞受賞も納得。桑原と二宮の軽妙なやり取りは最高でした。ポロシャツに付いた鳥の糞。何で拭かんのやと聞かれると「乾いたらポロッと落ちるんです。そやからポロシャツですねん」のくだりが受けた、笑った自分は完全に昭和のおっさん。疫病神シリーズ、追っかけてみます。

  • Rin さん

    久しぶりの「疫病神シリーズ」。お馴染みのキャラクターたちが大暴れ。今回もリアリティーのある描写で先の気になる展開。相変わらずはらはらさせられる。桑原さんの無謀にも思えるイケイケっぷりに、二宮さんのしたたかなダメ男っぷりも健在。そして痛々しい描写も…。それでも今までになく極道の世界に詳しく描かれていて桑原さんのこれからが少し心配に。極道の世界は駆け引きやケジメにメンツと、上手く渡り歩くのは大変で。その合間の二人のやり取りが楽しかった。難しく感じる部分もやっぱりあったけれど、解説での本の評価もよかったです。

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人物・団体紹介

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黒川博行

1949年、愛媛県生まれ。京都市立芸術大学卒業後、高校で美術を教え、86年、『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞を受賞し、作家活動に入る。96年、『カウント・プラン』で第49回日本推理作家協会賞、2014年、『破門』で第151回直木賞を受賞。大阪を主舞台にした軽妙な語り口の中に

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