ストーリーで学ぶ開発経済学 途上国の暮らしを考える 有斐閣ストゥディア

黒崎卓

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784641150348
ISBN 10 : 4641150346
フォーマット
出版社
発行年月
2016年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
220p;22

内容詳細

ストーリー仕立てで学ぶ、開発経済学の入門テキスト。架空の途上国、アスー国の人々の日常から課題を抽出し、開発経済学がそれにどのようなアプローチで迫り、解決策や政策提言を導き出すのかを叙述します。RCTなど最新の理論もわかりやすく説明しました。

目次 : プロローグ ある途上国のお話/ 1 農業―伝統的制度に秘められた知恵/ 2 農村信用市場―多様化する農村経済とマイクロファイナンス/ 3 教育と健康―人づくりは国づくり/ 4 労働移動―バラ色の新天地?/ 5 経済成長と工業化―グローバル化した世界/ 6 技術移転―学びの道も一歩から/ 7 開発金融―おらが村とグローバル金融システムのつながり/ 8 開発援助―がんばれニッポン/ 9 持続可能な開発―環境と開発の対立を超えて/ エピローグ 途上国の希望/ 補論1 書を捨てよ、現場へ行こう!―フィールド調査の実際/ 補論2 書を捨てよ、現場へ行こう!―介入の効果を測る

【著者紹介】
黒崎卓 : 1995年、スタンフォード大学食糧研究所博士課程修了。アジア経済研究所研究員等を経て、一橋大学経済研究所教授、Ph.D.

栗田匡相 : 2006年、一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。国連大学世界開発経済研究所(UNU WIDER)客員研究員、早稲田大学大学院アジア大平洋研究科助教を経て、関西学院大学経済学部准教授、博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Akihiro Nishio さん

    最初ストーリー部分が鬱陶しく感じるが、すぐに慣れる。開発経済学というが、結局は経済学なんだなということを改めて感じた。むしろ先進国の複雑な世界では、こうした純粋な経済学を学ぶことは難しく、途上国をフィールドに経済学の基礎を学ぶのはありかもしれない。一方で、経済学というツールをどう活かせるか?という考え方になるので、既存の理屈を当てはめようという傾向があり、本当にそういう問題なのか?と不信に思う点もある。しかし、総体的にはできの良い教科書だと思われる。

  • Haruka Fukuhara さん

    とっつきやすくなかなか勉強になる。後ろに発展学習用の文献案内もついていて、コンパクトながらよく出来ている。

  • erie さん

    こういう学問があって、しかも日本でもやっているのね、世界銀行とかにオーバーラップするのかね。所謂文系のテクストの「普通っぽい言葉に特殊な意味が付与されている」という事象にしばしば置いていかれるのだが、この本や専門用語が必要最低限に抑えられており、門外漢の理系人間にも面白く読めた。世銀の人の本で「善意はあったが知識がなく国の経済を崩壊させた」為政者の記述があったなぁ…。あと、医療統計の手法を使っているのが面白い。この辺の諸分野、ある程度数学と英語とコーディングができる人ならフレキシビリティありそう。

  • 沙華 さん

    入門書。架空の国を想定し、ミクロ・マクロ双方の目線から開発支援がどのような結果を招くのかを解説している。支援の結果は経済学的な分析に限らず、著者両氏のフィールドワーク等の経験(東アジア中心)も盛り込まれており、新たな視点を与えてくれる。例えば、未組織金融機関などのインフォーマルな金融機関を敵視してはならないこと、マイクロファイナンスの取り組みにおいてそもそもグループに入れない女性もいること、浮いた援助資金は軍事費などに回されること(ファンジビリティ)など。現場に赴き問題を体感してこそ実を成す学問であろう。

  • ちろ さん

    開発経済学の主要なトピックから最近ホットな話題まで網羅しつつ、計量経済学的考え方や次のステップの橋渡しまで紹介されている稀有な本。恵まれた境遇に生まれた人間は社会に対して果たすべき役割や義務があるという事実を再認識できた。

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