発達障害大全 「脳の個性」について知りたいことすべて

黒坂真由子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784296201303
ISBN 10 : 4296201301
フォーマット
出版社
発行年月
2023年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
592p;21

内容詳細

生きづらさを軽くするため、知りたいことすべて ―― ありそうでなかった「発達障害の教科書」。発達障害の子を育てる編集者・ライターが、各界第一人者の医師、研究者など13人に、あらゆる疑問をぶつけてとことん聞いた。入門書にして決定版!
◎ 発達障害とは「脳の個性」
◎ 発達障害に必要なのは「治療」ではなく「対応」
◎ ADHDの薬には「劇的な作用」がある
◎ 本当に怖いのは「二次障害」
◎ 発達障害の診断が「自尊感情」を守る
◎ 「IQが高い発達障害の子」は見逃されやすい
◎ 「いじめられやすい子」が主役になれる特別支援学校
◎ 仕事選びで大事なのは「絶対に向かない仕事」を知ること
◎ 発達障害で障害者手帳をとることに損はない ‥‥など。

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読書メーターレビュー

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  • さおり さん

    著者は、編集者・ライター。小学生の息子さんが学習障害の診断を受け、発達障害について勉強するなかで、自身が知っておきたかったこと・知りたいこと・これから知っておいたほうがよさそうなことを網羅した本をつくった。その大部分が、専門家や当事者のインタビューからなっています。新しい発見があり、改めて考えさせられることがあり、読んでみたい本も増えた(各章の最後に、お薦め書籍コーナーがありました)。専門家たちの間でも様々な見解があり、それだけ、今が過渡期なのだと思う。おもしろかったけど、厚くて重くてちょっと疲れました。

  • ま さん

    発達障害について、当事者や専門家、特別支援学校の校長などいろんな立場の人のインタビューから考察した本。それぞれのインタビューが著者を通して相互に連関して、「特性とは何か」「普通とは何か」について立体的に浮かび上がらせる。これは良書。タイトルなんで「大全」にしちゃったんだろう。ありがち過ぎてもったいない。

  • aloha0307 さん

    発達障害は本人の個性・特性と、取り巻く環境との折り合いのつかなさから生じます(病気のように客観的基準があるわけではない)。ですから、変えるべきは本人でなく環境なのだね📗ニトリの似鳥社長は70歳を過ぎてから、ご自身が発達障害であることが分かったそうです。辛いこともたくさんあった人生を、時にユーモアを交えた語りに聞き入ってしまいました🖋

  • はるき さん

     当事者、医師、教師、家族、研究者。様々な視点で語られる発達障害。社会が均質化、管理化したために枠からはみ出る人が増えたにはシミジミ考えさせられました。人はそれぞれ違う生き物だから、違うニーズがあるのは当然。忘れないようにしなければ。

  • タカナとダイアローグ さん

    発達障害(読み書き)のお子さんを持つライターということで、真摯に見取り図を提供したいという気持ちと、専門家の視点・自分が思ったこと考えたことを行き来する構成により、多面的に・両論併記的(分かっていないことも多いゆえ)になっており、優れた意図を感じた。まず手に取る一冊としても、断片的に取り入れた情報のまとめとしてもおすすめ。中邑さん、横道さん、松本さんの著書を読んでみたくなった。障害があるのは社会の側であるというメッセージが根底にあり、息子のため、自分のため、社会のために何かできることがあると改めて思った。

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