Product Details
ISBN 10 : 4910457089
Content Description
痛みを知る側から社会変革の可能性を探る「高強度」の平和論かつスリリングな対談集。
「私たちの親も戦争トラウマを抱えて戦後を生きた――。そこに国家的なケアはなく、親のトラウマによる暴力などで家族関係は壊れ、苦しみ、貧乏にあえいできた」著者は日本初の「PTSDの日本兵家族会」を作った黒井秋夫と沖縄、福島でトラウマ診療を行う蟻塚亮二。戦争トラウマを抱えた両親と生きた著者二人が近代世界や戦後日本社会が隠した戦争の傷と、その傷を超えてつくる「民衆の平和」のありようを語る。
また、黒井や蟻塚が「PTSDの日本兵家族会」や治療の現場で実践する、痛みを抱えたものが相手の話をさえぎることなく丁寧に聞き、相手の気分、感情をシェアして何かを作り上げていく手法。その手法をもとに、傷ついたものが反戦の声を上げ始めている。これまでの「多少の犠牲は仕方がない」という社会や国家の在り方を見直し、世界中の傷つけられたもの同士で交流を図る平和運動の広がりについて語り合う。
行き詰まる反戦平和の突破口になる必読の書。
「東アジア・戦争トラウマシンポジウム」も収録。
ここでは「韓国」社会学者・鄭暎惠、「中国」歴史学者・李素驕A「沖縄」対馬丸記念館館長・平良次子と、国家による被害を受けた民衆による連携と赦しを模索する。
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
どら猫さとっち
読了日:2025/11/04
二人娘の父
読了日:2025/10/10
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

