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邪神の天秤 警視庁公安分析班 講談社文庫

麻見和史

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065258088
ISBN 10 : 4065258081
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

都内で爆発事件が発生、直後に有力政治家が殺害された。遺体からは内臓が抜かれ、心臓と羽根を載せた天秤が残されていた。公安部に異動してきた刑事・鷹野秀昭は、持ち前の推理力で事件に挑むが、組織犯罪を疑う公安のやり方に馴染めない。苦悩する鷹野は猟奇犯に迫れるのか。緊迫のサスペンス・ミステリー!「警視庁公安分析班」シリーズ第1弾!

【著者紹介】
麻見和史 : 1965年千葉県生まれ。2006年『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • absinthe

    公安に異動した鷹野の物語。チームワークを重んじた刑事部と異なり、上意下達を重んじる公安部。2組織を体験する人物を投入することで、組織の違いを際立たせた。本格推理と警察小説の中間という微妙な立ち位置で続いてきた殺人分析班シリーズは、刑事の仲が良すぎて警察らしくないとか言われてきたが、本シリーズは殺伐として警察らしくなった。公安にマークされる宗教団体や、政治家の心臓を抉り出すテロリスト、ホラー的ギミックは健在。硬直した公安に鷹野が新風を吹き込むか。

  • KAZOO

    麻見さんの11係シリーズに続く作品として、男性の主人公が公安部に異動になってどのようなことになるのか楽しませてくれました。最初は公安部の面々にも素人扱いされますが徐々に刑事部の手法を取り入れてポイントを稼ぎます。考え方がそもそも異なって公安は事件が起きたら失敗ということで事件を起こさせないために何をするかということのようです。後編を楽しみにしています。11係シリーズもまだまだ続くようです。

  • ケイ

    鷹野にまた会いたくてこちらのシリーズにきたのだが、イメージが少し違う。なんか普通の人っぽくなってる気がする。前のチームのような個性的面々にも欠けるが、こんな終わり方なのでこのままシリーズ次巻に進もう

  • Kーazuki

    この本がシリーズ物だと読んだ後にわかりました。内容は、事件解決に動く公安の話ですが、捻れることなくストレートに話が進んで読みやすかった。殺人課にいた廣野さんが公安に異動となり、捜査の方法が全く違うことから悩みながらも両方の良さを取り入れながら事件に立ち向かう姿が良かった。全てが秘密裏に動く公安は、誰も信じず、自分の情報網を独自で持っていて、そこにリスクがありながら事件に挑む姿は、神経をすり減らす大変な仕事だなと思う。自分には到底できない仕事だと思った。(まあ刑事も無理だろうけど)

  • 金吾

    公安に異動した鷹野さんが殺人課と公安の違いに戸惑いながらも活躍し事件を解決します。組織外からと組織内で見る視点が変わることにより見え方が変わっていくところが面白かったです。

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