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Yutaka Maya

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344410350
ISBN 10 : 4344410351
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2007
Japan

Content Description

オカルトスポット探険サークルの学生六人は京都山間部の黒いレンガ屋敷ファイアフライ館に肝試しに来た。ここは十年前、作曲家の加賀螢司が演奏家六人を殺した場所だ。そして半年前、一人の女子メンバーが未逮捕の殺人鬼ジョージに惨殺されている。そんな中での四日間の合宿。ふざけ合う仲間たち。嵐の山荘での第一の殺人は、すぐに起こった。

【著者紹介】
麻耶雄嵩 : 1969年三重県生まれ。京大卒。91年『翼ある闇』でデビュー。『鴉』は「’98本格ミステリ・ベスト10」(東京創元社)で第一位に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G

    もともと私の中では麻耶作品中ベストに位置していた一冊。この本を契機として、以降の作風が変化したようにも記憶している。それ以前の、ケレン味を気ままに盛り込んで世界観を作り上げるやり方も好きだったが、一見、スタンダードなフォーマットの中でも、麻耶風変化球を効果的に魅せる匙加減が備わってきたのが、この『蛍』。再読の感想としては、思ったより人が死んでいない笑。実質的な殺人事件は一件のみで、アレこんなだったっけ?と、記憶の曖昧さに寂しい気持ちになった。蛍がモチーフとして、然程効果的に使われていないことも気になった。

  • へくとぱすかる

    登場人物の名が長崎県の地名オンパレードなのは、著者の遊び心だろう。大仕掛けのトリックというよりも、ストーリーの進展とともに明らかにされていく、事件の背景に隠された秘密が恐ろしい。新本格によくある、大学生サークルの合宿が、悪天候によって閉ざされた世界となるパターンであるが、この作品の場合はそこからの物語が予想もしなかった方向になっていく。著者による脱パターン化の試みであろう。それにしても最後のエピローグがとても気になる。事件の謎のその先にあるものは……。人間の運命というものを考えさせられる意味深なラスト。

  • 青乃108号

    何故この本を読もうと思ったのか忘れてしまったのだが装丁画の女性に惹かれただけだったのかも知れないけど実際俺が手にした版の装丁は中央に蛍とタイトルが大書され背景に蛍が舞っているという地味な物で読んでみたら登場人物が少ない割に誰が誰なんだか解りにくくまあその辺はワザと狙ってそうしているんだろうけど兎に角読みにくい本で途中からただ文字を追っているだけで読み解く事は完全に諦めてしまって一応読み終えたんだけど結局何にも解らなかったのは俺が読んだこの版は実は装丁も含めて全く別物だったせいではないのかと不安で仕方がない

  • 麦ちゃんの下僕

    大学生達が“いわく付き”の奇妙な館で過ごす、という“王道”の設定のせいか…それとも超難解な大作『夏と冬の奏鳴曲』の次に読んだせいか…400ページ超えにも関わらず遅読の僕がわずか5日で読了できるほど、実に面白かったですね!そして、さすがは麻耶さん…2つのメイントリックにまんまとやられました!!…確かにかなり違和感は感じていたんですけどね(負け惜しみ…笑) ただ、読み始める前に登場人物表を見ていて気付いたこと(←全員の姓が長崎県/石川県の都市名であること以外)にもちゃんと意味があったことは嬉しかったです(笑)

  • hit4papa

    過去大量殺人が起きた別荘で、肝試しにきた学生たちに惨劇が再び!クローズドサークルもののミステリにありがちな、突然の嵐で陸の孤島と化すというシチュエーションはご愛敬です。癖のある作家さんなので、最初から疑ってかかるような読み方がいけなかったんでしょうか。途中で、叙述ミステリの気配を感じ、どうもストーリーにのめり込む事ができませんでした。登場人物たちの会話の多寡に引っかりを覚え、衝撃的ともいえる真相究明シーンで、ああそうかと脱力です。ミスリードをやりすぎると意地になって、綻びを見つけたくなってしまいます。

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