日露近代史 戦争と平和の百年 講談社現代新書

麻田雅文

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062884761
ISBN 10 : 4062884763
フォーマット
出版社
発行年月
2018年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
471p;18

内容詳細

伊藤博文、後藤新平、松岡洋右…彼らはなぜ英米ではなくロシアに接近していったのか。幕末から敗戦に至る知られざるドラマ。日露戦争、シベリア出兵、ノモンハン事件、そして一九四五年の日ソ戦…幕末から敗戦までの、「遠い隣国」との知られざる関係史。

目次 : 序章 未知の隣国への期待―幕末/ 第1章 樺太と朝鮮での覇権争い―明治時代(国境画定から深まった友好関係/ 日露関係の試練、大津事件/ 三国干渉の衝撃/ 日露戦争を回避せよ)/ 第2章 満洲で結ばれた互恵関係―日露戦争後〜大正時代(ビジネスとしてのロシア接近/ 長州の元老を担いで/ シベリア出兵という禍根/ スターリンとの密談)/ 第3章 ユーラシア大陸を跨ぐ未完の同盟―昭和戦前(後藤新平の不肖の弟子、松岡洋右/ 国際連盟脱退とソ連への接近/ 日ソ中立条約の締結/ 独ソ開戦と日本の選択)/ 終章 ソ連に託された希望―終戦前後

【著者紹介】
麻田雅文 : 1980年、東京都生まれ。2003年、学習院大学文学部史学科卒業。2010年、北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得後退学。博士(学術)。岩手大学人文社会科学部准教授。専攻は近現代の日露中関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 曲月斎 さん

    筆者が蓄積してきた研究の成果を近代の日露関係に絞り、簡潔に1冊にまとめた。舞台回しに登場するのは伊藤博文、後藤新平、松岡洋右の3人。伊藤の時代は帝国主義全盛の時代、干戈を交えても利権が一致すれば妥協できた。革命期を挟んで後藤の時代はスターリンが登場するがなお互恵関係と言える中にあった。松岡の時代は日本が逆に国際的に孤立を深めた時代。描いた構想は今となっては理解しがたい。でもそれぞれの時代で隣合う国としてどう交わっていくのかの思慮がある。日英、日米基軸は分かるが、従属ではない道を模索した前例、奇貨措くべし。

  • 樋口佳之 さん

    松岡の構想は、アメリカが日本への経済制裁を強めれば強めるほど、魅力的に映る。日米関係の改善は難しいと考えた日本の指導者たちは、究極の一手として、松岡の構想に望みを託したからだ。しかし、アメリカが日米諒解案を示して、対話の窓口を開くと、アメリカと直接話し合う方が好ましいと、昭和天皇、近衛首相、陸海軍は考える。松岡は、そうたやすく方向転換できない/安倍晋太郎は、その最晩年に、ミハイル・ゴルバチョフ大統領の訪日実現に心血を注ぐ。/安倍晋三首相も、対露外交に積極的

  • skunk_c さん

    主に明治〜アジア太平洋戦争終結までの日露史を、明治=伊藤博文、大正=後藤新平、昭和=松岡洋右という人物を軸に丹念に解き明かしたもの。また終戦交渉とその顛末も章を新たにして論じている。特に松岡については森山優の日米開戦に関する研究でその振る舞いが厳しく批判されていたが、それとはまた異なる視点で興味深かった。また後藤新平については、今まで詳細を知らなかったので、その出自を含めての記述は読み応えがあった。印象的なのはロシア帝室と明治天皇の関係、そしてスターリンのしたたかさ。それに対し日本の外交は見劣りがする。

  • 健 さん

    伊藤博文、後藤新平、松岡洋右を軸にした日露近代史。冒頭では榎本武揚や西郷隆盛、明治天皇も登場して読み応え十分。後半、戦後の満州における悲劇的状況が分かっているだけに、戦争回避の為や、戦争終結の為にソ連に頼る政府首脳の動きがもどかしい。欧米との様々な交渉が続いた「表」の近代史はよく目にするけど、「裏」とも言える日露史も、日本にとって極めて重要な近代史の一構成要素であることが理解できた。

  • さとうしん さん

    伊藤博文・後藤新平・松岡洋右と、各時期の対露外交を担った人物を中心に近代の日露関係史を描き出しているが、印象に残ったのは伊藤による日露交渉の失敗をはじめとする対露交渉の失敗・挫折である。戦前の日露対立には民族・宗教・イデオロギーの相違や貿易の不均衡は絡んでおらず、自国の安全保障の問題が絡んだ時のみ両国が激しい角逐を繰り広げたとまとめるが、その点にこそ日露関係の独特の面倒くささのようなものがあるのかもしれない。

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