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この部屋から東京タワーは永遠に見えない

麻布競馬場

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087880830
ISBN 10 : 4087880834
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yasunon

    相性:★★★☆☆ 抜粋:P.14 偉そうな人にも必ずその人だけの地獄の苦しみがあります。だからこそ強がっているのです。 所感:140文字毎に区切られている文章が新鮮。30歳になり、ふと自分の人生を振り返って、何者にもなれていない(と思いこんでいる)と嘆く登場人物たち。その暮らしは、誰かが諦めたり、叶わなかったりしたステータスなのに。勝手に誰かと比べて、勝手に傷ついて、勝手に妬んで。他人を見上げて卑屈になっても、見下して優越感に浸っても、その先には幸せはないと気付かせてくれる物語。しらんけど。

  • R

    嫌な気持ちになる話ばっかりで気が滅入ってしまった。東京に住んでる人は、大なり小なりこんなことに血道をあげて、人生を費やしているのかと思うと、田舎暮らしに憧れるのも解るとか思ってしまった。実際は狭い範囲内なんだろうけども、マウントをとることでしか維持できない世界や生き方があって、そこに囚われた人たちの阿鼻叫喚が読めるようだった。当てつけのように朝井リョウの名前が出てきてて、その差は、まさにこの読み応え、読み味そのものなんだろうなと思うほど、救われないでいる人が見えるようで嫌だった。

  • やっさん

    ★★☆ どの作品も劣等感や手詰まり感がにじみ出てて、読んでるうちにネガティブになる。東京に住むとこんなに人と比べ、こんなに背伸びして生きることになるの?・・・部屋から東京タワーなんて一生見えなくていいや。

  • ゼロ

    東京で生きる早慶出身の30歳若者のリアルを描く20の短編集。20の短編集は、それほどバラエティ溢れるものにはなっておらず、同じテーマをずっと語っている印象はありました。共通して、学歴コンプレックス(東大ではなく、早慶)であり、人を見下す(地方より東京が優れている)性格であり、無能である登場人物が出てきます。読んでいて気持ち良いものではなく、港区女子のような思考を持っている。なんか勉強はできるけど、人間関係や趣味がなく、虚構に生きている。元々Twitterやnoteに投稿していたらしく、今時のお話でした。

  • ウッディ

    Twitter文学というのか、短い段落で綴られているから、テンポがあって、どんどん読み進められるが、省略言葉がわからないと置いてきぼりになる感覚がありました。印象に残ったのが二卵性双生児の話で、母親似の美人に生れつき、金持ちの彼のおかげで華やかな生活を送る妹が、パッとしない姉の生活をバカにしながらも、自分には何もないことを悩む物語。一見恵まれていても、もっと恵まれた人と比べると、不幸に感じる、東京は特にそんな意識が強い場所なのかも。人間の厭らしさがギュッと詰まった短編集で、嫌な感じがつきまとう一冊でした。

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