CD

交響曲第1番『2020』、よみがえる大地への前奏曲 松井慶太&オーケストラ・トリプティーク、早稲田吹奏楽団

鹿野草平(1980-)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
3SCD0065
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明


ニコニコ超会議で約7万人の視聴者を記録した鹿野草平:交響曲第1番『2020』のCD完成!
コロナ禍に対峙して人類の未来を拓く交響曲!


人類にとって未曾有の事態となり世界中に傷跡を残しているコロナ禍。作曲家の鹿野草平が、その犠牲者への哀歌と、それを乗り越え、未来を切り拓く人類の叡智を、交響曲として描きました。
 鹿野草平は、東京音楽大学で池辺晋一郎、西村 朗、三木 稔らに、学外で水野修孝に学んだ作曲家で、吹奏楽作曲や、ゲーム、アニメ音楽や、伊福部 昭百年紀の楽譜作成でも知られています。鹿野の作品について、彼の師匠の作曲家の池辺晋一郎は「音の連鎖に光が降り注いでくる」と形容しています。確かに、マーラー、ショスタコーヴィチ、芥川也寸志、伊福部 昭、矢代秋雄、黛 敏郎、吉松 隆への敬愛を感じさせる部分もあり、日本に新たなシンフォニスト登場! と言えるでしょう。

作曲者は交響曲第1番について下記のように述べています。
「オーケストラで演奏される楽曲で、「交響曲」ほど純粋に音だけでものごとを語る手法は他にありません。壮大な音楽、悲壮な音楽。かつて様々な天才作曲家が、数々の交響曲を生み出してきました。私はこの状況に際し作曲家・音楽家の役割として、2020年から続く惨禍と亡くなった方々への哀悼、そして困難を乗り越え平和を取り戻す人類の叡智を、交響曲という手段で表現し、後世に記憶を残さなければならないと考え、このたび新作交響曲を完成させました。」

楽曲の構成は以下の通りです。
第1楽章『平和と脅威』/第2楽章『爆発』/第3楽章『哀歌』/第4楽章『叡智』

もう一つの収録曲は、2011年の東日本大震災からの復興を描いた『よみがえる大地への前奏曲』。この曲は、鹿野草平にとって社会や時事との関わりを意識した音楽への取り組みとして、交響曲第1番の10年前に作曲された作品です。2011年の東日本大震災の際、現地に赴きボランティア活動をした経験を元に、どんな困難も乗り越えて、未来に希望を持つこと、諦めずに生きていく人々をえがいた音楽として作曲されました。
 吹奏楽バージョンは東北大学吹奏楽団が世界初演を行い、その後、全国の吹奏楽団の定番曲として、百回以上の演奏回数を重ねています。本盤では、そのフルオーケストラ版の世界初演が記録されています。

演奏は、オーケストラ・トリプティーク、指揮は松井慶太で、2021年4月24日に杉並公会堂で感染拡大防止対策として無観客コンサートとして行われました。

【池辺晋一郎によるメッセージ「鹿野草平のこれから」より一部紹介】
「鹿野草平の「よみがえる大地への前奏曲」と「交響曲第1番」を聴いた。その印象は、「作曲の喜び」という一語に尽きる。フル編成のオーケストラ作品を書きおおせるという高揚と興奮の感覚、おびただしい数の音符を五線に記すという圧倒的な充足感──スコアはそのような快感と汗で、満ちている。」〜作曲家 池辺晋一郎(販売元情報)

【収録情報】
鹿野草平:
1. よみがえる大地への前奏曲(2011)
2. 交響曲第1番『2020』(2021)

 第1楽章『平和と脅威』
 第2楽章『爆発』
 第3楽章『哀歌』
 第4楽章『叡智』

 オーケストラ・トリプティーク(コンサートマスター三宅政弘)
 早稲田吹奏楽団(指導:竹内公一)(1)
 松井慶太(指揮)

 録音時期:2021年4月24日
 録音場所:東京、杉並公会堂
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
 管弦楽版初演(1)
 世界初演(2)

 録音:上埜嘉雄
 マスタリング:AUBRITE MASTERING STUDIO

 解説:鹿野草平、池辺晋一郎
 プロデューサー:西 耕一
 CDデザイン:關 翔太
 協力:#コンパス 戦闘摂理解析システム、NHN PlayArt /ドワンゴ、ニコニコネット超会議2021
 主催:交響曲第1番『2020』実行委員会


【鹿野草平 かの そうへい】
東京音楽大学に特待生として給費入学し、現代音楽の作曲を修めるかたわら、映画音楽や吹奏楽、管弦楽編曲を研究する。2004年に同大学卒業。2006年同大学院修了。2010年春に同人活動として新作オペラを自主公演し注目を集めた。2009年に『吹奏楽のためのスケルツォ第2番『夏』が翌年の全日本吹奏楽コンクール課題曲Vに選定され、これを皮切りに吹奏楽作品を多数発表、出版。
これに並行して、TVアニメ『フラクタル』(2011)等の放送・劇伴音楽のコンポーザー、および映画・ゲーム等の管弦楽・吹奏楽コンサートのためのアレンジャーを歴任する。近年では「ベストドレッサー賞」でのオーケストラ演奏の作曲・指揮を務めるなど、着々とその活動範囲を拡張させている。洗足学園音楽大学講師。(販売元情報)

【オーケストラ・トリプティーク】
日本の映像音楽、近現代音楽、前衛音楽の3つをテーマに2012年に結成されたプロオーケストラ。「伊福部 昭」「渡辺宙明」「芥川也寸志」など、日本が世界に広め、後世に伝えるべき傑作を演奏、録音している。メディア紹介は、NHK「ニュースウオッチ9」「おはよう日本」、BSテレ東「エンター・ザ・ミュージック」、ニコニコ動画など多方面で紹介され、樋口真嗣監督の映画に演奏が使用されるなど、音楽界だけでない活動を展開している。また、「チャージマン研!」のライヴシネマコンサートを行い、チャーケストラとして、高い技術を惜しみなく注ぐ姿勢は、ニコニコでも広く知られている。(販売元情報)

【松井慶太】
1984年青森県生まれ。東京音楽大学指揮科卒業。広上淳一、汐澤安彦に師事。第15回東京国際音楽コンクール入賞・奨励賞受賞。東京混声合唱団コンダクター・イン・レジデンス(2011〜2018年3月)。これまでに日本フィル、仙台フィル、ドナウ交響楽団、プラハ交響楽団室内オーケストラ等を指揮。(販売元情報)

【早稲田吹奏楽団】
早稲田大学公認の吹奏楽サークルとして年2回の定期演奏会を中心に「全員がレギュラーである」をモットーに活動。有志で出場している吹奏楽コンクールにおいて6年連続都大会本選へ出場し、2017年度は本戦で初めて金賞を受賞。(販売元情報)

【早稲田吹奏楽団指導者 竹内公一】
東京藝術大学に学び声楽家としてオペラ、コンサート出演の他、指揮者として各地の吹奏楽団、合唱団、オーケストラなどの指導、指揮を務めている。早稲田吹奏楽団常任指揮者。(販売元情報)

【西 耕一(にし こういち) プロデューサー・監修】
昭和の現代音楽、アニメ音楽、映画音楽、3人の会等を専門とする評論家、プロデューサー。 伊福部昭百年紀代表。渡辺宙明、チャージマン研など。日本作曲家専門レーベル・スリーシェルズ代表。黛敏郎、團伊玖磨、芥川也寸志、松村禎三等の企画・演奏・CD化。 解説執筆、楽団・奏者へ企画提案等。BSテレ東、TBSラジオ、NHKラジオ、DOMMUNE、ニコニコ動画などに出演。(販売元情報)


収録曲   

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