Books

描かれたザビエルと戦国日本

鹿毛敏夫

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784585221562
ISBN 10 : 4585221565
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

十六世紀に生きたザビエルの生涯を十七世紀に生きた画家が描いた。その絵画群を読み解くことで、当時のヨーロッパの人々が、日本をどう理解し、日本人をどう見ていたか、そして、アジア世界をどう認識していたかが見えてくる。本書後半に配した日本史・東洋史・西洋史・宗教史・絵画史の各専門研究者による重層的な「考察」を解読のよりどころとしながら、読者のみなさんを「描かれたザビエルと戦国日本」の絵解きへと導くことにしよう。

目次 : 1 図版編(サン・ロケ教会所蔵「フランシスコ・ザビエルの生涯」“The Life of Saint Francis Xavier”を読み解く/ サン・ロケ教会所蔵「フランシスコ・ザビエルの生涯」連作の絵画様式)/ 2 考察編(ザビエル研究の新視点―枠組みとしての三資格/ ザビエルの航海と東アジア海上貿易/ アジアにおけるザビエルと周辺の人々/ ザビエルが訪ねた戦国三都市(鹿児島・山口・府内)・三大名/ 祭壇画としての「マリア十五玄義図」について―「とりなし図像」の視点から考える)/ 3 ザビエル・グラフ/ 4 資料編(フランシスコ・ザビエル関係地図/ 関連年表)

【著者紹介】
鹿毛敏夫 : 1963年生まれ。名古屋学院大学国際文化学部教授。博士(文学)。日本中世史専攻。現在は戦国時代日本を国際的視野から分析している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Porco

    日本で義務教育を受けた身としては、ザビエルといえばあの肖像画なのですが、他にも、リスボンのサン・ロケ教会にある連作油彩画をはじめ、たくさんあるのですね。欧州側から見た戦国時代の日本は、けっこう新鮮でした。

  • Toska

    タイトルだけ見ると美術史の専門書と思われそうだが、他にも興味深い論考が沢山。バスク人としてのザビエルのルーツ、当時の東南アジアにおけるポルトガル商人の動向、期せずして東方貿易の尖兵となった改宗ユダヤ人(コンベルソ)、あるいは日本人が描いたザビエル像の分析など。オールカラーで図版が豊富なのも嬉しい。編者は大友義鎮伝を著した鹿毛敏夫。

  • takao

    ふむ

  • ざっきい

    書店で目につき読んだ本。ザビエルの活動とそれが東西でどのように受け止められたかをまとめている。当時のナバラ周辺からインドのゴア、マラッカといったポルトガル領、明との密貿易といった背景の記載もされており、イエズス会による伝道の例として面白い。一応絵画がメインらしいが、個人的にはルーベンスもザビエルを描いていたこと、よく教科書にある絵が作者不明(日本人)であることなどが意外だった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items