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ISBN 10 : 4906791921
Content Description
いま・ここに結晶する生・革命・神秘。輪切りとなった時代の図柄に浮かび上がるのは、変貌するパリを徘徊する日本人、素顔の革命と、等身大の大啓蒙思想家たち。近代フランスの世界図絵、そこでは何に光があたり、何が後景に退いているのか。現代世界の萌芽と終末が、ともにここにある。近代というエポックを産み落とした要件とは何か。
目次 : 序論に代えて 「世界図絵」から「いま・ここ」へ―あちらの事情とこちらの事情(あちらの事情/ こちらの事情)/ 第1章 一八六二年 パリの福澤諭吉(福澤諭吉と通俗文体/ 「語る」福澤と「描く」マネ ほか)/ 第2章 一七八九年 ヴェルサイユ行進(下からの恐怖・上からの恐怖/ “ヴェルサイユ行進”の新聞報道 ほか)/ 第3章 一七七八年 二つの死(二五年ぶりのパリ―ヴォルテールの到着とフランスの情勢/ 『イレーヌ』上演―ヴォルテール最後の悲劇とラ・アルプ、メルシェ、ボーマルシェ、モーツァルト ほか)/ 第4章 「頭出し」から映画『メッセージ』、そしてディドロへ(芸術鑑賞における「頭出し」/ 実人生における「頭出し」―映画『メッセージ』をめぐって ほか)
【著者紹介】
鷲見洋一 : 1941年生まれ。専攻、18世紀フランス文学・思想・歴史。慶應義塾大学大学院博士課程修了。モンペリエ市ポール・ヴァレリー大学で文学博士号取得。慶應義塾大学文学部教授。同大学アート・センター所長、中部大学人文学部教授を経て、慶應義塾大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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