Product Details
ISBN 10 : 4000612948
Content Description
『羊の歌』は、合理的な解釈や明晰な分析に定評があり、戦後日本を代表する知識人の半生記として読み継がれてきた。その言葉を見なおしてみようと、厖大なノートや著作を繰り、近親者などからの証言を求めた。秩序に対する美意識、父母との関係、孤独、高みの見物、戦争体験、日本文化史研究の契機…、今、ここに新しい加藤像が立ち現れる。
目次 : 第1部 『羊の歌』が語ること(西洋への眼を開く/ 科学者の方法と詩人の魂と平等思想と/ 全体的認識へ向かう/ 「高みの見物」の自覚と決意/ 優等生意識と反優等生意識/ 文学・芸術への目覚め/ 原点としての「戦中体験」(1)―満州事変から太平洋戦争へ/ 原点としての「戦中体験」(2)―敗戦を迎える)/ 第2部 『続羊の歌』を読みなおす(もうひとつの原点としての「敗戦体験」/ 「第二の出発」―フランス留学へ/ ヒルダ・シュタインメッツとの出会い/ 帰国の決意と「第三の出発」/ 『羊の歌』に書かれなかったこと)
【著者紹介】
鷲巣力 : 1944年東京都生まれ。東京大学法学部卒業後、平凡社に入社し、『加藤周一著作集』『林達夫著作集』など、書籍の編集に携わったほか、雑誌『太陽』の編集長をつとめた。現在は、立命館大学客員教授、同大学加藤周一現代思想研究センター長。専門は、メディア論、戦後思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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どんぐり
読了日:2019/03/16
まこみや
読了日:2018/10/22
Hiro
読了日:2018/12/22
ご〜ちゃん
読了日:2019/04/21
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