Books

いくつもの砂漠、いくつもの夜 災厄の時代の喪と批評

鵜飼哲

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622096108
ISBN 10 : 4622096102
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
鵜飼哲 ,  

Content Description

戦争、地震、原発事故、疫病、そして差別と抗争。この時代に死者を悼みつつ生き続け、新たな旅へと誘う哲学・文学・芸術とは?未知の世界への他者からの招待、その歓待に応答を試みる「魂」の冒険。友愛に満ちた21世紀論考集成。

目次 : 解体と発明―哀悼の言説をめぐって/ 旅のさとり―季村敏夫特集『日々の、すみか』/ “彼”の声を聞く、“私”のなかで―港道隆さんの仕事/ 終わりなき響き―ジャン=リュック・ナンシーのために/ 死を撮ること、見せること―西井一夫の“ゼロ年”/ 魂の造形家―津田新吾さん/ 家族のいくつもの終焉=目的/ 深淵に置かれたオリエント/ 殺生をまなざす―深沢七郎『笛吹川』/ 真理の二つの顔、あるいは敗者たちの詩人―ジャン=リュック・ゴダールのために/ 名を駆け抜けたもの/ いくつもの砂漠、いくつもの夜/ 偶然の飛沫―ジャン・ジュネ『イビスへの手紙』『判決』刊行に寄せて/ 神の肛門―あるいはピエール・ギュイヨタの流儀で“歴史”に触れること/ “出会う”とはどのようなことか、とりわけまず、李禹煥に?/ カリグラフィと歴史―アブデルケビール・ハティビの仕事/ イスラームと精神分析―ジョアン・コプチェクの発表に触れて/ 反時代的イスラーム―ハーシム・フォーダのために/ 「道おしへ」のポエティック―吉増剛造の下降する言葉/ ハリネズミの白―翻訳から詩が生まれるとき/ ベケットの「短い夢」/ 「災間期」の言葉の分解と官能―赤坂憲雄・藤原辰史『言葉をもみほぐす』/ 類比は理ならず―エティアンブルからスピヴァクへ、東アジアの複数の越境を経由して/ 詩の贈与/ 金時鐘さんがみつめてきたもの/ 夢と自由と―金石範『火山島』韓国語版完成を讃えて/ 二つの「呪縛」をつなぐもの/ もうひとつのリミット―福山知佐子画集『花裂ける、廃絵逆めぐり』/ 現れざる言葉、あるいはオマージュへのオマージュ―福山知佐子『反絵、触れる、けだもののフラボン』に寄せて/ 母の魂の襞へ―伊藤二子さんの世界/ 母の色「黒」が始源/造形が始まるとき―伊藤二子展に寄せて/ 八戸、私の愛―伊藤二子、豊島重之のために

【著者紹介】
鵜飼哲 : 1955年東京都に生まれる。フランス文学・思想専攻。一橋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Recommend Items