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どうぶつのことば 根源的暴力をこえて

Tomoko Konoike

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784904702635
ISBN 10 : 4904702638
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2016
Japan

Content Description

芸術の始まりに立ち戻り、人間がものをつくることを問い直す。人間の思索のみに閉じるアートに、皮膚の森から啼き声があがる―

目次 : 1 あたらしい声(人間と動物の境界に出現するアート/ 「人間の向こう則」へ/ つくれないアーティスト/ トークセッション)/ 2 ダイアログの旅(「贈与」と「交換」/ 初めてつくるもの/ 同じものではいられない/ 夜の山を歩く子)/ 3 どうぶつのことば(想像力/ 動物、猟/ 動物の言葉を借りにいく/ 物語るテーブルランナー/ 地球の断面図/ ある三匹の語り/ 皮緞帳をくぐり)

【著者紹介】
鴻池朋子 : 1960年秋田県生まれ。1985年東京藝術大学絵画科日本画専攻卒業後、玩具と雑貨のデザインに携わり、その後、絵画、彫刻、絵本、アニメーション、テキストなど多様なメディアを用い、現代の神話を壮大なトータルインスタレーションで発表し国内外で評価を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • エル・トポ

    夏に新国立美術館「古典×現代2020」で初めて彼女の作品を体験しました。アーティゾン美術館で企画展があると知り9月迎い、その世界観に呑まれました。 彼女にとって、創造するということは「食べる事」「排泄する事」「地球の自転している事」と同じくらい【生きる】ということなんだろう。 美術館という白い箱には収まりきれない。鑑賞するものではなく、体験するもの。 夢中なって、でも一度にたくさんは読めなくて、二週間かけて、じっくり、じっくり読みました。 大雪に埋もれた秋田の山小屋に展示された作品を見にいきたくなった。

  • りー

    2016年に群馬県立近代美術館で開かれていた、「鴻池朋子展 根源的暴力vol.2」を、偶然、観ました。自分のど真ん中をぐちゃぐちゃにかき混ぜられ、仰天し、つくった人は何を考えているのだろう?と、純粋に疑問を持ちました。おや、本になって出版されるらしい・・・でもその時はまだ自分に受け入れる地力が無かった。やっと読めました。「彷徨っている時期というのは、精神的にも一番自分がかぼそくなっている時期でもありますが、その一番か弱い何かが、体の奥の方で必死に叫んでいるんです。」その声こそが、暴力なのかもしれません。

  • rooneytom

    すごい。物語が息を吹き返す。観客はもはや人間だけではない。

  • あさがお

    アーティゾン美術館の「ちゅうがえり」展があまりにも面白くて、アート作品にこんなにゾグゾクさせられることはなかった。なんで彼女の作品にこんなに魅せられてしまうのか。その理由を知りたい人はぜひ読んでほしい!

  • トビケ

    月明かりの中、戸外の露天風呂まで歩いていき、背の高い木々が風に向かって音を立てたことに子供が、怖いと怯えた、そんなことを思い出した。

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