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移民の宴日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活 講談社文庫

Hideyuki Takano

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062931830
ISBN 10 : 4062931834
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2015
Japan

Content Description

日本に住む二百万を超える外国人たちは、日頃いったい何を食べているのか?「誰も行かない所に行き、誰も書かない事を書く」がモットーの著者は、伝手をたどり食卓に潜入していく。ベリーダンサーのイラン人、南三陸町のフィリピン女性、盲目のスーダン人一家…。国内の「秘境」で著者が見たものとは?

目次 : 成田のタイ寺院 Thailand/ イラン人のベリーダンサー Iran/ 震災下の在日外国人/ 南三陸町のフィリピン女性 Philippines/ 神楽坂のフランス人 France/ 中華学校のお弁当 Taiwan/ 群馬県館林市のモスク Muslim/ 鶴見の沖縄系ブラジル人 Brazil/ 西葛西のインド人 India/ ロシアン・クリスマスの誘惑 Russia/ 朝鮮族中国人の手作りキムチ/ 震災直後に生まれたスーダン人の女の子、満一歳のお誕生日会

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • はっせー

    久しぶりに高野さんの本を読んだ。日本に住んでいる外国籍の人にフォーカスを当てたお話。どれも話が面白く新しい発見が多い。例えば日本食が楽という視点。これは今までにない視点であった。なぜ楽だというと考えることが少ないからだという。ハラル料理ならだめな食材があったり料理によっては何時間も下ごしらえにかかったり彩りについても考えないといけない。また日本に住む理由は気楽でいられるからという言葉に心が掴まれた。まるで上手く行っているパートナーの関係のようにも思えた。外国籍の方という目線からの日本を知ることができる!

  • ゆいまある

    日本に住んでいる外国人と料理し、一緒に食べる企画。隣人を知り、仲良くしようという高野さんの暖かさが伝わるってくるけど、手間な家庭料理より外食でいいじゃんと私は思う。取材中に東日本大震災が起こるが、普段からモスクで大量のカレーを作っていたパキスタン人がいち早く炊き出しを始めるなどいい話が多い。盲目のスーダン人アブディンさん再登場。私も武蔵境近辺で子育てしてたが、あの辺りで乳飲み子抱えて買い物するのは車がないと無理です。私は武蔵境駅近くの教習所で免許取りました。本編よりあとがきが読み応えあり。ロヒンギャ難民→

  • トムトム

    私は日本生まれの日本育ちですが、異国の地で暮らそうと決意する人たちはすごいと思います。日本で暮らす色々な文化の人のコミュニティ。和食食べる?それとも自国の食事?全部美味しそうで楽しそうでした。ヨーロッパの人は「移民」という言葉に良い印象を持っていないという事に驚きました。経済的な事情で他国に移り住む人、みたいな。自分が移民呼ばわりされるのは不愉快だ!みたいな。言葉尻をとらえて差別だ!馬鹿にされている!と騒ぐ人は、自分がそういう差別的な考えだからなんだろうなぁ。

  • nico🐬波待ち中

    食生活を通して在日外国人達のリアルな現状を描いた取材記。一番驚いたのは、多くの外国人曰く「日本食は作るのが簡単でいい」とのこと。取材した人達の料理は、下準備等に時間と手間をかけて作るから非常に面倒らしい。思いがけず嬉しかったのは『異国トーキョー漂流記』に登場した盲目の野球好きの彼の後日談が読めたこと。相変わらず飄々とした彼だったけれど幸せに暮らしていて良かった!東日本大震災で被災した外国人達。誰もがパニックに陥る中、フィリピン女性達の逞しさ明るさに救われた。「移民の宴」はお腹も心も満たしてくれる!

  • Kazuko Ohta

    日本に移り住んで何年、何十年という外国人は、ふだんどんな食事をしているのか。食事の話のみならず、彼らが日本に来た経緯、コミュニティの形成、日本の良いとこ悪いとこ。とにかく辺境を好む高野さんのこと、取材先に選んだ場所が面白い。タイトルに「移民」という言葉を使った理由、その言葉に強い拒絶反応を示して取材を断られたケースもあるという追記も含め、終始興味深く読みました。ちょっと決めつけすぎではと思わなくもないところが若干あるものの、やっぱり楽しい高野さん。読み過ぎで飽きてきたかもと思うけど、まだまだ読めそうです。

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