「世界の警察官」をやめたアメリカ 国際秩序は誰が担うのか?

高畑昭男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784863101418
ISBN 10 : 4863101414
フォーマット
出版社
発行年月
2015年02月
日本
追加情報
:
253p;19

内容詳細

オバマ大統領の「アメリカは世界の警察官ではない」発言から1年。
加速的に影響力を発揮してきたBRICSとどのように対峙するのか?そして日米同盟の行く末は?

アメリカ中心の国際秩序が揺らいでる今、現在と過去から世界の、そしてアメリカの未来を読み解く。

【著者紹介】
高畑昭男 : 白鴎大学経営学部教授、産経新聞客員論説委員。1949年生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。毎日新聞ロンドン特派員、ウィーン・東欧特派員、ワシントン特派員、北米総局長、論説副委員長等を経て、2007年より産経新聞論説委員。論説副委員長、特別記者等を経て2013年に産経新聞を退職し、現職。専門は日米関係、米外交、戦略、国際安全保障等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 5 よういち さん

    アメリカを中心とした世界の秩序が大きく変わった。本書が書かれたころのアメリカはオバマ政権。『アメリカは世界の警察官ではない』と言ったのはオバマさんだったか。この発言は世界の警察が不在になったと知らしめ、国際社会の秩序やルールを力で踏みにじる行動がまかり通るようになった。トランプ政権ではアメリカは自国の利益のみを追求する色を濃く出してきた。オフショア・バランサーでは「にらみ」をきかせることは難しい。先ごろ開かれたG20に代表されるように、大国と他国の差はいよいよ接近してきた。無秩序の世界は無極の時代を生む。

  • レーモン さん

    日本の安全保障に大きく関わる内容でした。今日本では、安全保障についていろいろと意見が分かれています。私は自国を守る武力は必要だと思います。平和ボケしていると、戦争の悲惨さを忘れて平和のためには全武力をなくさなくてはいけないという論法がポコリと湧いてくるからです。すべてが理論的であれば問題ありませんが、世界でも歴史から見ても人間は甘くありませんからね。そして、本当に世界にとっての害悪な国等が解るのであれば協力は十分条件と思います。ただし、その判断は往々にして一方的都合なのです。誰かの判断に委ねるのは悪です。

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