高田衛 / 阪口弘之 / 山根為雄

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雨月物語 / 冥途の飛脚 / 心中天の網島

高田衛 / 阪口弘之 / 山根為雄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093621892
ISBN 10 : 4093621896
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人の執念の怖さを怪奇の世界に描いた秋成。人の弱さが招く悲劇をむせび泣くように語る近松。秋成の「雨月物語」からの4話と、近松の2作品を収録。原文の魅力をそのままに、現代語訳と解説ですらすら読める新編集。

【著者紹介】
高田衛 : 1930年、富山県生れ。早稲田大学卒。近世文学専攻。東京都立大学名誉教授

阪口弘之 : 1943年、滋賀県生れ。金沢大学卒。近世文学専攻。大阪市立大学名誉教授、神戸女子大学教授

山根為雄 : 1934年、兵庫県生れ。京都大学卒。近世文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tadashi_N

    庶民に浄瑠璃が広がったのは、識字率で高さとそれを理解する文化があるからこそ。

  • マカロニ マカロン

    個人の感想です:B+。夏休みの大阪旅行のお供に連れていき、新幹線やホテルで読んだ。近松門左衛門の浄瑠璃本2編が読みごたえがあった。一方、上田秋成の「雨月物語」は四谷怪談のようなおどろおどろしい話かと思いこんでいたが、日本各地の不思議な伝説を集めた話で興味深く読めた。近松の浄瑠璃はまず現代語を読み内容を理解したうえで、調子のいい古典文を読むと楽しい。結末は女郎に狂い人生を狂わしていく男の悲劇的な話だが、地名にまつわるユーモアのあるセリフとか、ダジャレがあったりと、大阪だけに笑いの要素も満点だった。

  • 越部社長

    イギリス人が教養としてシェークスピアを読むように、日本人は近松をもっと読むべきだと、どっかの知識人がのたまっていたので読んでみた。物事を思いつめ、一気に破滅へとなだれ込む「心中もの」は物語としては単純だが、劇空間においてすぐに感情移入をさせて、最後のカタストロフィーで日常の澱を洗い流すのには適していそうだ。現代語訳なら「古典」と身構えることもなく、当時の風俗を覗き見るような感覚で、気軽に楽しめる。

  • ウワデク

    雨月物語は単なる怪談かと思っていたが、もっと後の時代に書かれた文学のような印象を受けた。青頭巾が一番印象に残ったが、鬼と言っても生身の人間でそこが怖い。戦乱が続く室町時代が舞台だが、平和な江戸時代の人からしたら昔はひどかったというのが伝わってくる。近松門左衛門の2作のなかでは冥途の飛脚が良かった。主人公が馬鹿なだけで、最後まで逃げよう生きようとしている。嫁が父を介抱するシーンの「大阪へ養子に行って、〜その嬉しさはどうあろう。〜その悲しさはどうあろう。」のセリフは心に残った。

  • ますみ

    放送大学の授業で上田秋成をとるので、とりあえず読んでみました。雨月物語は全文掲載ではなかったのだけれど、とりあえず、内容はわかったかな。私には原文を読む余裕はなかったけれども。冥土の飛脚と心中天の網浜は文楽で観たものと、これから観る予定のもの。復習と予習でしたが、文楽で観るのと文章で読むのとでは、やはり雰囲気が違いますね。

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