Product Details
ISBN 10 : 400431674X
Content Description
俳人小林一茶、こと百姓弥太郎。その十年に及ぶ異母弟との骨肉の争いを語るものは少ない。父の遺書を楯に家産をむしり取る、欲に憑かれた嫌われ者。そんな弥太郎の主張がなぜ罷り通るのか。そこには契約文書がものを言う北信濃の文治社会の存在があった。史料を読み解き、一茶が巧みに覆い隠した弥太郎の本性を明るみに出す。
目次 : 第1章 柏原村百姓弥太郎執念の家産分割相続(「取極一札之事」を読み解く/ この分割相続は分地制限令の御法度に違反しないのか ほか)/ 第2章 北国街道柏原宿(北信濃の兵農分離/ 柏原村と柏原宿 ほか)/ 第3章 宿存亡をかけた訴訟に勝つ(明専寺住職不帰依訴訟/ 川東道塩荷通行差し止め江戸訴訟)/ 第4章 繁栄する柏原宿と不運に見舞われる一茶(富貴なる宿柏原/ 一茶柏原宿に念願の帰住を果たす ほか)/ 終章 一茶死して柏原宿入り口に句碑が建つ
【著者紹介】
高橋敏 : 1940年静岡県に生まれる。1965年東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了、文学博士。国立歴史民俗博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
みなみ
読了日:2024/07/09
Kitinotomodati
読了日:2019/09/12
takao
読了日:2018/01/22
中村禎史
読了日:2017/09/16
史縁
読了日:2023/07/09
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

