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よみがえる天才 5 コペルニクス ちくまプリマー新書

高橋憲一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480683892
ISBN 10 : 4480683895
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

観察データを読み解き、考え続け、理性の命じることを優先させた結果、長く天文学の伝統であった天動説を否定したコペルニクス。どのように地動説=太陽中心説を思いついたのか。固定観念を打ち破った近代科学誕生の幕開けの瞬間に迫る。

目次 : 第1章 青少年期のコペルニクス―ポーランドからイタリアへ(どのような家庭に生まれたか/ コペルニクスの生きた時代 ほか)/ 第2章 留学帰りの聖堂参事会員兼医師の重要な余技(医師コペルニクス/ 司教の秘書官として働く ほか)/ 第3章 天文学者として名が広まる聖堂参事会員(職務に追われる日々/ 天文学者としての名が広まっていく ほか)/ 第4章 『天球回転論』の出版―地動説の公表(若き数学教授との出会いが運命を変えた/ 古代の諸仮説を捨てた理由 ほか)/ 第5章 静かな革命―天球回転論が起こす波紋(地動説が世界観をかえてゆく/ コペルニクスのパラメーターを活用したグレゴリオ暦の出現 ほか)

【著者紹介】
高橋憲一 : 1946年生まれ。早稲田大学理工学部電気工学科卒業。東京大学大学院理学研究科退学。理学博士。科学史・科学基礎論専攻。九州大学大学院比較社会文化研究院教授を務め、九州大学名誉教授。『ガリレオの迷宮―自然は数学の言語で書かれているか?』(共立出版)で、第60回毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • inami

    ◉読書 ★3 一年ほど前に購入し積読、興味のある物理学者や数学者など他に何人もいるのに、なぜ「コペルニクス」だったのか思い出せない(笑)。そうそう以前、微積分法をニュートンとは独立に発見(発明)した「ライプニッツ」の本を購入しようと思い、なぜか「スピノザ」を購入したり・・どうなってるんだこの頭(笑)。まあそれはいいとして、本書は言わずと知れた「地動説」のコペルニクスの青少年期(富裕な名門家庭)や聖堂参事会員(叔父は司教)兼医師としての活動、そしてどのように地動説(太陽中心説)を思いついたのか等内容は濃い。

  • 岡本 正行

    大きな勘違いをしていた。コペルニクスの時代には、キリスト教会は、天動説は、聖書により大地は動かず、天体が動くと教え、ギリシアやアラビアは、地球も動く、教会は地球が絶対と考えていたと思っていた。ギリシアのプトレマイオスが、地球がすべての中心、太陽も地球の周りを回っていると説いていた。しかし、コペルニクスは、地球が太陽の周りを回っているとすれば、すべての困難な周回軌道は、円や楕円軌道で、容易に説明がつくとした。この辺、教会を、あまりに頑迷固陋と思いすぎていた。教会も聖書と数学と合わせたかった。難しいけど。

  • surucucu

    コペルニクスの出生から『天球回転論』出版までが当時の天文学の図解込みで書かれている。コペルニクスって在野研究者で本業は聖堂参事会員だったんだ。プトレマイオスの天動説も良くできていてコペルニクスもここから出発した。そこから地球を動かすに至るまでの論理の流れがはっきりして面白かった。当時の情勢についても書かれているが思想史的要素はあまりない。最後の章で死後、地動説がどう証明されて科学観・宗教観にどれ程大きな影響を与えたかが書かれる。コペルニクス以前にも以降にも挙げたらキリがない諸研究者の貢献があったのだなあ。

  • たつや

    数式は理解できませんが、地動説を覆し、太陽中心説を定説にした偉大なる偉業はスリリングで素晴しい。観察の重要性を教えてくれる良き一冊ですね。

  • hryk

    コペルニクスが地動説を思いついたのは「一様円運動の原理」に忠実であろうとしたため。このへんの議論は面白かった。科学の発見が観察によってではなく、問題を考えることから始まるのだ、という主張も、観察が理論負荷するということを考えると興味深い。かなり簡単に説明しようとしてくれているだろう、技術的解説のコラムはそれでも難しい。

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