相転移・臨界現象とくりこみ群

高橋和孝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784621301562
ISBN 10 : 462130156X
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
385p;22

内容詳細

物質の性質が急激に変化する相転移。さまざまなスケールに生じるこの現象は、熱力学関数に現れる特異性であり、やっかいであるが、きわめて興味深い現象である。本書では、相転移とは何かから始まり、相転移はどのように起こり何が見えるのか、相転移に伴う臨界現象の普遍的性質、各種の模型や近似法などを解説する。

目次 : 相転移とは何か/ 平均場理論/ Landau理論/ 動的現象と相転移/ 可解模型/ スケーリング理論/ くりこみ群/ 実空間くりこみ群/ 運動量空間くりこみ群/ 演算子積展開〔ほか〕

【著者紹介】
高橋和孝 : 2001年筑波大学大学院物理学研究科博士課程修了。博士(理学)。ドイツ・ルール大学博士研究員、理化学研究所協力研究員を経て、2006年東京工業大学大学院理工学研究科助手。職名変更、改組により、2016年同大学理学院助教。おもな研究分野は量子・統計物理学全般

西森秀稔 : 1982年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。カーネギー・メロン大学博士研究員、ラトガース大学博士研究員、東京工業大学理学部助手、助教授を経て、1996年より東京工業大学大学院理工学研究科教授。改組により2016年同大学理学院教授。おもな研究分野は量子アニーリングおよびスピングラスの理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • quolc さん

    初歩的な平均場近似やLandau理論から始め、実空間・運動量空間くりこみ群の一般論、Kosterlitz-Thouless転移など連続対称性のある系や量子相転移まで広く扱った一冊。Goldenfeld(未読)と近いスタイルらしい。 内容のボリュームはあるが解説のテンポが良く行間も広くないので独習用にも読みやすいと思う。ファインマンダイアグラム等を用いた摂動計算はあっさり書かれているので別の本も使って練習したほうがよさそう。 QFTのくりこみも半章程度扱っているが、そちら専門の本を読んだ方がよさそう。

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高橋和孝

2001年、筑波大学大学院物理学研究科博士課程修了。博士(理学)。ドイツ・ルール大学、理化学研究所、東京工業大学を経て、2022年より三重大学大学院工学研究科特任准教授。おもな研究分野は量子・統計物理学全般(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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