戦前日本SF映画創世記 ゴジラは何でできているか

高槻真樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309274775
ISBN 10 : 4309274773
フォーマット
出版社
発行年月
2014年03月
日本
追加情報
:
261p;20

内容詳細

戦後「ゴジラ」から紹介されるSF映画の源泉を埋もれた文献と残された作品から丁寧にひもとき戦前日本におけるSF的想像力を初めて紹介する決定版!

目次 : 「ゴジラ以前」を求めて/ アバンギャルドからの出発―「狂った一頁」/ 月へ行かなかった松ちゃん―忍術・怪談映画としての特撮受容/ 謎のアシヤ映画と「若返り薬」/ ノンセンス喜劇作家、斎藤寅次郎/ 楽しき哉!個人映画―荻野茂二「百年後の或る日」/ 悲運の人、枝正義郎―幻の第一号「霊の審判」、忘れられた「大仏廻国」/ 都会ホラーの誕生「都会の怪異 七時〇三分」/ B級の美学―大都映画「怪電波殺人光線」、極東キネマ「鋼鉄人間」/ 名のみぞ高き「江戸に現れたキングコング」/ 破滅前夜の宴―円谷英二、奮闘す/ 受け継がれた「歪み」―戦後SF映画へ/ 戦前アニメの中のSF表現

【著者紹介】
高槻真樹 : 1968年10月生まれ。第五回日本SF評論賞選考委員特別賞を「文字のないSF―イスフェークを探して」で受賞。立命館大学在籍時に京都文化博物館映像ホールにてアルバイト勤務し、日本の戦前無声映画について多くの知識を得た。第四回創元SF短編賞にて「狂恋の女師匠」で日下三蔵賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • スターライト さん

    〈SFマガジン〉の特集に刺激されたわけではないが、以前から気になっていた本なので読んでみた。今でも続々と作られるゴジラ・シリーズにいたるSF・特撮映画の系譜を、戦前から説き起こした労作。当然とはいえ視聴可能な映画を見、戦前の映画雑誌、戦後の雑誌・新聞に掲載された記事、はては同人誌まで参考にして書き上げられた本書には、従来の発想を超えた映画を作ろうとした先人たちの苦労がしのばれる。残念ながらその多くは現存していないそうだが、失われた文化史として読める本書は貴重。映画好きな人、普段見ない人にもおすすめ。

  • kokada_jnet さん

    非常に面白い内容のなのだが。この著者は、微妙な悪文の使い手で。読んでいてなかなか、内容が頭に入ってこない。

  • shamrock さん

    過去まったく語られることの無かった、存在すらしていないことになっていた、日本映画黎明期から戦争を経てゴジラにいたるまでの「SF映画」の調査。フィルムが残っていないものなど、当時のスチール写真や新聞広告、キネマ旬報掲載のあらすじから内容を推測したりと、この調査、大変だったろう。「SF」縛りなもので、「特撮」を含むだけでは調査対象に入らないのが味噌。日本初SF映画にノーベル賞作家やら円谷がかかわっていたことに驚き。極東キネマの作品が魅力的で、ぜひとも観たくなった。ソフト化されないかな。

  • 印度洋一郎 さん

    労作。映像すらほとんど現存していない、「ゴジラ」以前に作られた日本のSF映画の歴史を探る。そもそも、戦前の日本はSFどころか科学そのものが遠い世界だったのだなぁ。だから、大衆娯楽たる映画にはSFが登場するべくもなかったのだ。「狂った一頁」や「エノケンの孫悟空」のように映像も現存するもの、「江戸に現れたキングコング」「大仏廻国」など名のみ伝わり映像の無いもの、極東キネマの作品のように禄に記録すらないもの、近年発見された大都の「怪電波の戦慄」など意外にも豊饒な世界が広がる。読んでいると「観たい!」と思う一冊だ

  • keroppi さん

    日本映画創生期の特撮・SF映画の萌芽が綴られる何とも興味深く読めた一冊。「江戸に現れたキングコング」という映画の類人猿をやった役者が、戦後の特撮映画や黒澤明映画にも関わっていたというエピソードは驚き。見てみたい映画がいっぱいだ。

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高槻真樹

1968年生まれ。第5回日本SF評論賞選考委員特別賞を「文字のないSF―イスフェークを探して」で受賞。立命館大学在籍時に京都文化博物館映像ホールにてアルバイト勤務し、日本の戦前無声映画について多くの知識を得た。「狂恋の女師匠」で第4回創元SF短編賞・日下三蔵賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当

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