タヌキ学入門 かちかち山から3.11まで身近な野生動物の意外な素顔

高槻成紀

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784416115473
ISBN 10 : 4416115474
フォーマット
出版社
発行年月
2016年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
239p;19

内容詳細

里山はもちろん、東京23区のほとんどで生息が確認されている一方、その生態はほとんど知られていない。そのわりに「化かす」「まぬけ」「お人好し」などさまざまなイメージがついてまわるふしぎな動物タヌキ。どこにすんでなにを食べているのか、どうして化かすと思われたのかなどの基礎知識から、津波後の仙台湾にヒトより早く戻ってきた話など、野生動物の専門家がひとつひとつわかりやすく解説。私たちとタヌキはどうつき合うべきかの指針を説く。

目次 : 序章 そのイメージはどこから来るのか?/ 1 タヌキの基礎知識/ 2 タヌキのイメージを考える/ 3 タヌキの生態学/ タヌキのQ&A/ 4 東日本大震災とタヌキ/ 5 タヌキと私たち

【著者紹介】
高槻成紀 : 1949年鳥取県生まれ。東京大学総合研究博物館教授、麻布大学獣医学部教授を歴任。専門は生態学、保全生態学。長年、シカと植物群落の関係を研究。サル、クマ、タヌキなどにも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ユカ さん

    狸、ラブリー。会わないけどすぐそばにいるなんて。彼らの動物学と生態学がよくわかる本でした。そういえば昨夜、TVで猫のマダニ寄生例の増加・猫からヒトへのSFTS感染について、危惧を抱かせる報道がされていました。まるでマダニや野生動物が人間の暮らす地域に侵入してきたかのように語られていたけれど、もともとここにいたのはマダニや野生動物で、むしろ人間が侵入して追いやったのだと思う…。人間が快適な生活を望むのも、大きな視点で見れば自然の摂理ではあるけれど、私たちは過剰なところがあれば抑制できる能力ももっている。

  • ラルル さん

    里の獣と書いて狸。まさにその通りに我が家ではお馴染みの野生動物です。本書での調査地が日の出町や玉川上水といったとても身近な所であった為、更に興味深く読めました。年間を通した狸のロードキル(自動車事故)の数に仰天しました。そうか羽村にはテンも居るのか〜。我が家にもいつか来るかな(´`)

  • myc0 さん

    私はいつも、気になった本を大して見もせずに借りたり買ったりする。今回は、「戌年だから犬本を!」と思って借りたのに、家に帰って見たらタヌキ本でびっくり!タヌキというキャラクターイメージの変遷は、人間とタヌキの関係の変化に由来していると知り面白かった。野生キツネは東京23区にはもういないそうだが、タヌキは20区で今も確認されていている。「ケモノ偏に里」と書いて狸と読む様に、里=人のいる場所でこそタヌキは生きる。しかし車に轢かれて死ぬタヌキが年間1万匹以上もいるというのはなんだか遣る瀬無い気持ちになるなぁ。

  • たくのみ さん

    タヌキのことに詳しくなる、というよりタヌキ雑学の入門書。キツネ、アナグマ、アライグマに比べ、世界での分布は狭い(アジアの一部)。震災後のタヌキの復活ドキュメント、ちょっと上から目線の問答解説Q&Aは読みにくいけど、画像が豊富で絵が可愛い。身近なだけにあまりにも知らないことが多かったタヌキ。ユーモラスな彼らの写真で癒されたい人にはピッタリです。

  • Saku さん

    狸のことを知らなくても、生きて行く上では全く支障がないのだけれど(笑)この本では狸の生態だけでなく、人を化かすとか腹鼓を打つとかどこか抜けているとかっていうイメージが付いたのは何故かという観点からも 語られているのが面白い。意外に都会にも狸は棲息しているというのに驚き。読み進めていくうちに狸に親近感がわいて、3.11で被災し居なくなった狸が戻ってきたところで、帰ってこれて良かったね狸!ってなった。

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