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妖説地獄谷 上巻

高木彬光

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784394904397
ISBN 10 : 4394904390
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2023
Japan

Content Description

時は天保十三年、老中水野忠邦による天保の改革で厳しい緊縮令が敷かれるなか、江戸の人々は抑圧的な日々を暮らしていた。ある春の宵、十六夜の月を見ながら歩いていた旗本の次男坊、早乙女主計は、高名な女侠、人魚のお富と出会う。お富と奇遇にも何度も行き逢うなかで深く惹かれていく主計だったが、それは先の知れぬ巨大な宿命劇の始まりであった。次々と現われる謎を追いかけるうちに見えてきたのは、この江戸に渦巻く巨大な陰謀の姿…そしてその渦に巻き込まれ必死にもがく己の姿だった…。推理小説界の巨匠、高木彬光が贈る一大伝奇時代長編の傑作!

【著者紹介】
高木彬光 : 大正9年(1929年)、青森県で四代続いた医者の家系に生まれた。京大卒業後、小説家を志し創作活動を始める。『刺青殺人事件』が江戸川乱歩に認められ、推理作家としてデビュー。昭和25年(1950年)『能面殺人事件』で第三回探偵クラブ賞を受賞。探偵神津恭介シリーズ、検事霧島三郎シリーズなどの推理小説が多数ある。一方、時代小説、SF小説、少女向け小説など多数の作品を遺している。平成7年(1995年)七十四歳死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 田中峰和

    主人公の主計が旗本のボンボンで騙されてばかり。まぼろし小僧と遠山金四郎に助けられるのが彼の役割だ。鳥居耀三vs遠山金四郎の争いに巻き込まれる主計だが、女に惚れやすい彼は女の侠客「人魚のお富」に一目ぼれ。婚約者の園絵はほったらかし。そして、園枝は誘拐され、地獄図絵の刺青を彫られてしまう。彼女を救うどころか、主計も捕らえられる。救い出すのはいつもまぼろし小僧。神道無念流、斎藤弥九郎の門下の達人でも、頭はぼんくら。主人公には魅力なしで。まぼろし小僧の方が活躍する。70年近く前の作品なので、文体が弁士のようだ。

  • kanamori

    ☆☆☆

  • Steppenwolf

    10点満点の7.記入漏れしていた.高木彬光作品は,隠密月影帖,まぼろし姫,素浪人奉行を読了しているものの読書メーターでは検索に引っかからない.

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