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新 荒唐無稽音楽事典

Sota Takagi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582837506
ISBN 10 : 4582837506
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

私家版『荒唐無稽音楽事典』(2014年、焚書舎)に約100項目の増補をし、全面的に加筆修正を行った全1730項目の完全版。音楽の世界を縦横無尽に楽しむための知的財産危険図書。

高木壮太(たかぎ・そうた)
1968年徳島県生まれ。鍵盤奏者。1990年代よりスタジオミュージシャン、音楽作家として活動を始める。数々のバンドのサポートミュージシャンとしても国内外で活躍し、現在はファンクバンド「CAT BOYS」キーボーディストや「井の頭レンジャーズ」プロデューサーとしても活躍。著書に『プロ無職入門』(P-Vine Books)。映像作品に『RAWLIFEとその時代』。

◆目次
≪内容≫ ※本文より一部抜粋
【X JAPAN】えっくす‐じゃぱん〔バンド〕
NHKホールには日本最大のパイプオルガンがある。レピッシュのひとが借りに行ったら断られたそうだ。ところがYOSHIKIには簡単に貸した。世の中ヤンキーに優しくサブカルに厳しいという例である。
【セルジュ・ゲンズブール】Serge Gainsbourg(1928-1991)〔人物〕
世の女性に「嫌いな男性のタイプは?」と訊くと99%が「不潔なひと」と答える。セルジュ・ゲンズブールは2年くらい風呂に入らず、アルバート・アインシュタインみたいな髪形になって、ぼろぼろの服を着ていたのに、ブリジット・バルドー、アンナ・カリーナ、ジェーン・バーキン、バンブーと絶世の美女に惚れられた。矛盾である。
【ヘッドフォン】headphone〔電気〕
スタジオで演奏に集中しているミュージシャンに出前が届いたことを知らせる装置。
【ロック】rock〔ジャンル〕
リズム&ブルーズやカントリーを元に発達した、大人たちの消費主義や社会への服従に対する若者たちの反抗の表現音楽である。取り仕切っているのはもちろん消費主義の大人たちである。

そのほかに下記が収録されている。
凡例/音楽史年表(有史以前〜21世紀)/付録(ギター各部の名称、各地域で最も人気のあるバンド、音域表)/平凡社版によせて

【著者紹介】
高木壮太 : 1968年徳島県生まれ。鍵盤奏者。1990年代よりスタジオミュージシャン、音楽作家として活動を始める。数々のバンドのサポートミュージシャンとしても国内外で活躍し、現在はファンクバンド「CAT BOYS」キーボーディストや「井の頭レンジャーズ」プロデューサーとしても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • たくろうそっくりおじさん・寺

    筒井康隆の『乱調文学大辞典』の音楽版と呼ぶのが相応しい。著者もオマージュしているのだろうが。洋楽に疎い私が読んでもニヤニヤしてしまうのだから、著者の博識とギャグセンスの確かさに脱帽である。音楽全般を愛している人が読むと、愛読書にするか憤慨するかどちらかであろう。〇〇〇〇〇〇ズや〇〇〇〇(自粛)の事も攻めた記述があり、「それはちょっと書かない方が…(笑)」と、良識をペチペチ叩きながら笑ってしまう。巻末には音楽年表もあり、久しぶりに素晴らしいパロディを楽しんだ。パロディやパスティーシュは大切な表現である。

  • 阿部義彦

    【XJapan】NHKホールには日本最大のパイプオルガンがある。レピッシュが借りに行ったら断られたそうだ。所がYOSHIKIには簡単に貸した。世の中ヤンキーには優しくサブカルに厳しい例である。【クラフトワーク】アウトバーンを走行中放射能を浴びヨーロッパ特急に轢かれて人間解体。コンピューターワールドで復活し自転車で走行中の4人組ロボット。【ムーンライダーズ】日本の全てのレコード会社を渡り歩いて一曲もヒットが出せずに活動休止して尊敬されているバンド。おもろすぎです。遊び心溢れる音楽事典です。永久保存版。見てね

  • Akito Yoshiue

    細かいところまで気が利いていてとても面白い。よく思いつくなぁ。

  • 梅田

    こんな本を書けるセンスと知識量とを兼ね備えた人が他にいるだろうか。勿体なくてチマチマと読んでたがくそ面白かった。

  • チョビ

    本当のことより冗談の方が面白くないという珍しい音楽事典。 多分著者の人ってものすごく真面目な方なんだな、とそこに笑いを感じる。笑いにエッジが効いていないというか、うーん、とにかくツボが違う。本当のことの言い換えの方が何となく面白いんですよね。まあ、私があまり音楽に詳しくないのが悪いんだけど。それに樋口豊さん、阪神のことでめっちゃ一喜一憂してるじゃん、とBACK-TICKの項でツッコミを入れてしまった、大人気ない…、反省。

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