全滅・憤死 インパール 3 文春文庫

高木俊朗

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167915360
ISBN 10 : 4167915367
フォーマット
出版社
発行年月
2020年07月
日本
追加情報
:
729p;16

内容詳細

インパール作戦惨敗の主因は、軍司令官の構想の愚劣と用兵の拙劣にあった。インパール盆地の湿地帯に投入された戦車支隊の悲劇を描く「全滅」、軍司令部の無謀な命令に悩まされ続けた“祭”第十五師団長と参謀長の痛憤を描く「憤死」。戦争の実相を追求し、現代に多くの汲み取るべき教訓を与える執念のインパール連作、二作を一冊に。

目次 : 全滅(トルブン隘路口/ 蜂の巣陣地/ 連隊長の交代/ ニントウコン/ 青つり星赤つり星/ 白昼攻撃/ 死守命令/ 戦場往来/ 潜入部隊/ 最後の日)/ 憤死(戦場の約束/ 国境の古道/ 師団長と参謀長/ 火砲三十六門/ 軍司令官と残飯/ 天険の要害/ 電光の正体/ 戦車出現/ 敵中脱出/ さまよう司令部/ 名誉心 功名心/ 敗走)

【著者紹介】
高木俊朗 : 1908(明治41)〜98(平成10)年。東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。松竹蒲田撮影所に入社。戦時中、陸軍報道班員として、中国、マレーシア、インドネシア、タイ、仏印、ビルマなどに従軍。従軍記者の経験をもとに、インパール作戦の悲惨さを明らかにして、軍指導部の無謀さを告発することを決意。49年無謀なインパール作戦の悲惨な戦闘を描いた最初の単行本『イムパール』を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
インパール作戦惨敗の主因は軍司令官の構想...

投稿日:2021/04/25 (日)

インパール作戦惨敗の主因は軍司令官の構想の愚劣と洋平の拙劣にあった。イパール盆地の湿地帯に投入された戦車支隊の悲劇を描く全滅。軍司令官の無謀な命令に悩まされた第一五師団長と参謀長の痛憤を描く憤死。結局、軍司令官は責任も取らず栄転。

西口まる さん | 大阪府 | 不明

0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Satoshi さん

    インパール全滅と憤死を1冊にまとめてある。全滅ではインパールに投入された井瀬大隊の全滅を記している。抗命した佐藤中将、撤退した柳田師団長との対比が悲しい。絶望的な戦局で何が正解なのか。憤死は山内師団長が牟田口司令の愚劣な指示に翻弄された揚げ句、解任されて病死するまでを描いている。無理な作戦を実行出来ずに無能扱いされる姿は憤りしか感じない。

  • かに さん

    インパール盆地の湿地帯に投入された戦車支隊の悲劇を描く「全滅」と祭第15師団を描く「憤死」 戦車にとって明らかに不向きな湿地帯で、現場から遠く離れた場所に司令部を置く第15軍が無茶苦茶な命令を次々に下し、現場の兵が死傷していく。 インパール作戦における被害総数は 烈師団 23139人中、戦死・死没者約11500人、 弓師団 22376人中、戦死・死没者約12500人、 祭師団 25148人中、戦死・死没者約12300人。

  • teitowoaruku さん

    師団は軍司令部が第一線を知らんと言い、連隊や支隊は師団司令部がまったく現場の実状をわかっていないと言う。コミュニケーションがまったくとれておらず、現場の意見を作戦に反映させられない組織だったことが、日本軍敗北の原因と言えるだろう。

  • 卍ザワ さん

    これはもう、自国兵士に対しての、一種のジェノサイドだ。それの最高司令官、牟田口を始め、インパール作戦の各責任者が、戦後も生き残り、なんの責任をとることなく、一般人として生活していたことや、作戦責任の転化など見苦しいこと、甚だしい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

高木俊朗

1908(明治41)〜98(平成10)年。東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。松竹蒲田撮影所に入社。戦時中、陸軍報道班員として、中国、マレーシア、インドネシア、タイ、仏印、ビルマなどに従軍。従軍記者の経験をもとに、インパール作戦の悲惨さを明らかにして、軍指導部の無謀さを告発することを決意。49年無

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品