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なぜ、習近平は激怒したのか 祥伝社新書

高口康太

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396114350
ISBN 10 : 4396114354
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2015
Japan

Content Description

中国では、2009年に「微博(中国版ツイッター)」が登場、時事問題を共有するネット論壇が誕生した。本書の水先案内人・辣椒(ラージャオ)も、微博をきっかけに政治意識にめざめ、風刺漫画が一世を風靡、ネット論壇を盛り上げた一人である。しかし、習近平政権発足後、当初の期待とは裏腹にネットのオピニオンリーダーは次々と摘発され、検閲も強化された。ネット論壇は政府に簒奪(さんだつ)されていく。そうした中、辣椒は日本滞在中の2014年夏、ある作品が危険視され、「亡命」を余儀なくされた。中国・習近平体制の現在と言論弾圧を、亡命漫画家・辣椒の作品を手がかりに鋭く切り取った一冊!

【著者紹介】
高口康太 : 1976年生まれ。千葉大学人文社会科学研究科(博士課程)単位取得退学。中華人民共和国・南開大学に中国国費留学生として留学。ライター、翻訳者、リサーチャーとして活動。週刊新潮、週刊SPA!、週刊現代などでコメント、リサーチ多数。ウェブメディアで翻訳、コラム執筆を担当。政治、経済、社会、ネット事情など幅広い分野に精通(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 蛇の婿

    2015現在の中国における言論弾圧と民衆心理コントロールを書いた本。習近平がいかに侮れないかを書いた本でもあると思います。確かに習近平が政治を掌握する以前と以後では日本のネットに流出する中国のニュースの性質にすら違いがあるような気がしますね。このあたりの問題は自分で時間をかけて調べて判断をしなければ危険なのですが、おそらく正しいのでないかなと思います。…時間のある方は少しだけ時間をこれに割くのも酔狂かと。問題提起には十分な根拠を含む良書と思われます。

  • ののまる

    日本でも海外でもさんざん期待されていて、よく記事にもなる6億ユーザーをもつネットからの民主化…が進むわけがないのです。そもそも中国のネット論壇は既に共産党によって瓦解されているのだもの・・・ああぁ(-_-)

  • さとうしん

    著者は異なるが、安田峰俊『知中論』、山谷剛史『中国のインターネット史』の続編というか続報的な著作。上の政策に対して下の対策がリードしたかのように見えたネットの世界でも、結局お上の政策の方が上手だったという話でため息しか出ないが、日本も他国のことをとやかく言えた義理ではないかもしれない。

  • GEO(ジオ)

    中国のニュースを取り扱うブログ「KINBRICKS NOW」の管理人である著者が、中国のネットで大人気となった風刺漫画家・辣椒にインタビューし、彼の作品のいくつかと絡めながら、現代中国のネット情勢を描いた本。 中国のインターネットはすでに政府により「うまく」調整されており、完全に支配された感じはありつつも、ネットユーザーたちも一筋縄ではいかず、実に様々な工夫をしながら政府の検閲に対抗している。 近年の中国におけるインターネット情勢をうまく概観している。

  • naonchi

    そう言われると、何となく中国関連ニュースが「わかる気がする」一冊。中国の文学や作家自身の講和は面白いのに、なぜ中国関連ニュースと日本から観た中国人の様子とギャップがあるのか?何とも言えない気持ち悪さを感じていたので「それなりに」腑に落ちるところのある一冊。特に読み応えはないけども。

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