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貨幣の鬼勘定奉行 荻原重秀 講談社文庫

高任和夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062776356
ISBN 10 : 4062776359
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2013
Japan

Content Description

早すぎた改革者 荻原重秀の生き様を通し、江戸幕府が緩慢な自滅へと舵を切った分水嶺の時代を描く傑作歴史経済小説

【著者紹介】
高任和夫 : 1946年宮城県生まれ。東北大学法学部卒業。三井物産入社。’85年に『商社審査部25時』を発表。以降、作家とサラリーマンの二足のわらじを履き続ける。’96年、50歳を機に依願退職、作家活動に専念する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ワードナ

    怪帝ナポレオン3世とか徳川慶喜とかぱっとしない人物の再評価をする本が好きなんだけど、そんな逆張り歴史オタクにおすすめの一冊。綱吉はいい所はあるけれど何だかんだ駄目なところは駄目なのが味がある。最後は「批判するなら己がやってみろよ」と御鉢を回された新井白石の苦悶でちょっと笑ってしまった。やっぱり組織の上に立つっていうのは貧乏くじだよなあ……面白かったです。

  • テニやす

    やっぱり時代劇は疲れる(歴史全然知らない アホ丸出し)柳沢 吉保の名前ぐらい知っているが・・・萩原重秀???白石は気の弱そうな良い人と思っていたが・・・ 本を通して何が言いたい? 疲れた・・・

  • フゥドゥ

    読了。荻原重秀はもっと評価されても良い。田沼意次の次は荻原重秀だ!貨幣は信用がえれば瓦でもいいんだ! 小説なので重秀の人物造形はちょっと無骨で平滑なイメージだけど、周りのキャラが補ってる感じ。あともう一人世間のイメージと違うつくりなのは間部詮房かな。 とにかく厚めの文庫だったけどサクサクよめて面白かった

  • 熱東風(あちこち)

    非常に面白く、且つ、ためになった。一般的には“悪役”として認識されている(小生も本書を読むまではそう思っていた)人物の真実の姿を描き出した力作。河村瑞賢を挟んで新井白石と対比して描く手法が秀逸で、500頁もあるが飽きさせず一気に読ませてくれる。管理通貨制度にも似た概念をこの時代の武士が持っていたことに驚きだ。/本書のように、新たな歴史的視点を与えてくれるから読書はやめられない。読んで良かったと思わせてくれる一冊。また歴史上に興味の対象となる人物が出てきた。

  • ジャンニーニ

    なんとなく手に取って読んだ本でしたが 現代にも通じる既成概念に捕らわれない感覚を持った荻原重秀という人物を知ることができました!

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