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語るに足る、ささやかな人生

駒沢敏器

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094081947
ISBN 10 : 4094081941
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2007
Japan

Content Description

人口三千人足らずのアメリカのスモールタウン。サウスダコタ州のドライブイン・シアターのある町、ウィスコンシン州のカフェに座る身寄りのない女性と中学生の女の子、アイオワ州の幽霊屋敷のようなホテル。小さな町だからこそ、そこには「物語」がある。アメリカのスモールタウンを旅して紡いだ珠玉のストーリー。

目次 : 夕闇のドライヴイン・シアター―サウスダコタ州ウイナー/ 神に見離された場所―サウスダコタ州ウォール/ 幽霊の棲む館―ニューヨーク州スプリングヴィル/ 温もりの夜の中へ―ウィスコンシン州ダーリントン/ 芝生の暴力―イリノイ州ディクソン/ 警察に届いた電話―ミネソタ州ウェセカ/ 最も素晴らしいスモールタウン―インディアナ州モーガンタウン/ 青いトマトのフライ―ミシシッピ州ベルゾーニ/ 谷あいの寂しい音―アーカンソー州マウンテン・ビュー/ ホテル・ブルックリン―アイオワ州ブルックリン/ 赤い荒野のロディオ―テキサス州アンソン/ 夕陽に輝くネオン―ニューメキシコ州ギャラップ/ さようなら、スモールタウン―アリゾナ州セリグマン→カリフォルニア州パームスプリングス

【著者紹介】
駒沢敏器 : 1961年東京生まれ。雑誌『SWITCH』の編集者を経て、作家・翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • おおにし

    駒沢さんのアメリカ紀行を最初に知ったのはNHKラジオ英会話テキストの連載だった。本書はその連載をまとめたもののようだ。アメリカというと両海岸の都会をイメージしがちだが、広大な大陸に点在するスモールタウンこそが本来のアメリカの姿ではないかとこの本を読んで感じた。アメリカの社会問題にも踏み込みながらクールな視点でスモールタウンを描いた文章がとても好きだ。続きを是非読みたいと思ったが、何と駒沢さんは2012年にお亡くなりになっていた(死亡の事実以上にその死因に衝撃)。遅ればせながらご冥福をお祈りします。

  • ジュースの素

    アメリカに星の数ほどある小さな町を訪ね歩く旅。3000人以下のスモールタウンだ。作家になるならこんな小さな町がいいと言う女学生。とんでもなく広いコーン畑の中に建つ幽霊屋敷のようなうらぶれたホテル。 モーテルに泊まりながらクルマを走らす著者は粋な事を考える。余りにも広いアメリカで、そこで完結している小さな町の暮らしが懐かしく愛おしい。

  • tp

    旅行記なはずなのに、短編集のような読後感。それぞれが独立した話しであるかのようにテーマや物語がしっかりしていて、読み終わった後に全体像が見えてくるような、とても不思議な感覚に陥った。 筆者の語り口が淡々としつつも、すごくリアルで繊細な感情が伝わってくる。良い本。

  • イッセイ

    海外旅行をまともにしたことのない僕にとって、アメリカ人の見方が変わった。カントリーマァムのCMみたいなアットホームさを、彼の国はまだ失っていない。それを伝える駒澤さんの文章がまたいい。

  • 室生朔

    うーん。

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