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私が本からもらったもの 翻訳者の読書論

駒井稔

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784863854871
ISBN 10 : 4863854870
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2021
Japan

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    非常に面白い試みでした。光文社の古典新訳文庫の編集者の駒井さんが、そこで訳を行われている8人の文学者の方へインタビューを行ったものが収められています。主に海外文学がご専門の方が中心ですが、詩人の蜂飼耳さんもいらっしゃいます。ご自分の幼児からの読書体験が主に語られているのですが最近の業績にも触れられています。参考になりました。とくに酒寄進一さんはドイツ文学がご専門ですが、最近訳された岩波少年文庫の「ベルリン1919、1933、1945」のシリーズを読みたくなりました。

  • けんとまん1007

    自分にとって読書・本を読むとはどういうことだろうと考えながら、ページをめくった。翻訳者という職業柄、本に接するのが必須の方々の読書論は、興味深いものがある。8人8様で、表現も面白いが、本を読むことへの思いが深いのが共通している。自分が本からもらったものは何だろう?自分は、本は五感で読むものだと思っている。内容だけでなく、装丁や手触り・質感もある。非日常の世界への糸口であること。知らないことへたどり着く、さらにその先への繰り返し。ふと立ち止まって、思いを巡らすこと。自分の時間を持つことが一番だと思う。

  • 佐島楓

    翻訳家の方々との対談集。語学の学習法ではなく、それまでの読書体験を中心にうかがうというシンプルな構成。ほとんどの方が幼児期から大量の本に触れ、日本の近代文学をお読みになっていた(特に漱石)ということをおっしゃっていて、きっちりとした日本語を読み続けることが翻訳の土壌となっているのだなと納得できた。わたしが本からもらったものは、人生そのもの。それは断言できるし、すごく幸せなことだ。

  • tamami

    編集者である著者が聞き手になって、関わりのある8人の翻訳者に、子どもの頃からの本との馴れ初めや、翻訳を志した外国語への思い入れ、最近の読書体験の中から印象に残ったことなどをインタビューしたもの。いずれも負けず劣らずの読書人である方々の話はどれも面白い。一冊の本との出会いは、本当に様々なケースがあるものということを納得する。外国語との出会いも同様。こういう方々のお陰で世界中の小説や評論が読めるかと思うと感謝の念が湧いてくる。引っ越しで幼少期の思い出が詰まった荷物を全部亡くされた酒寄さんの話は身につまされる。

  • TATA

    翻訳家の方々に読書に親しんだ経緯や文学者としての日々や、本からもらったものはなどを聞くインタビュー集。英米文学に、仏独露文学とそれぞれのお国柄故に親しみ方も変わってくるもの。一部例外はあるものの概ね子供の頃からみなさん本の虫。海外渡航時のトランジットが5時間とかだとゆっくり本が読めるからとか、いつも本を忍ばせるとか共感できるところも多々。親から勧められた本はイヤとかも笑。紹介された本も多数。心地よくさらっと読めました。

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