Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• 海猫

  読了日：2025/07/29

  あとがきで言及があるが「カリオストロの城」「ラピュタ」「ナディア」などの作品群をオマージュしたファンタジー。特に「カリオストロの城」は人物設定、展開や場面がソックリなところあり。後半になるにつれお話が「ラピュタ」風に変化する。が、最初は悪役的立ち位置と思われた皇帝ジークフリートがどんどん魅力的になるしサブキャラのオイゲンの活躍に共感できるなど、冒険活劇の裏側にあるドラマ性やテーマに実は魅力ある内容だった。回想場面の使い方が一捻りあって上手い。オマージュとして面白く、ただ模倣にしない志の高さが両立した逸品。

• 和尚

  読了日：2025/08/03

  めちゃくちゃ面白かったです！ 導入もお姫様であるエマが凄く良いキャラで、それに三人とも影響されていく様子が凄く良かった。三人それぞれいいキャラで、中でもユーリの、本来魔法はそういうものだと感じて一貫して行動してるの好き。ジークフリートにしても名も無き近衛兵や女性兵士も皆魅力的で、この世界良いとなりましたね。 差し込まれる絵も良かった。 青龍、勝手に竜形態と思ってたら龍形態でした確かにと思ったり、オイゲンここでの挿絵はあなたなのですねと思ったり笑 ↓

• よっち

  読了日：2025/07/24

  古代文明の技術で銃や大砲を量産した帝国が世界を席巻する中、覇権国家に盾突く三人の盗賊が手違いで亡国の王女エマを誘拐してしまうファンタジー。帝国からお宝を強奪するはずが、伝説の古代文明の鍵を握る少女エマを強奪してしまう頭目クロード、最強騎士ムラクモ、天才魔法使いユーリの三人組。訳ありな少女と盗賊たちの砦での悪くない生活があって、奪還に動く帝国の思惑があって、彼女の奪還を目指す彼らが亡国の遺産を巡る争いに巻き込まれ、敵味方が目まぐるしく変わる中、それぞれの覚悟が描かれてゆくキャラたちもなかなか魅力的でしたね。

• ホシナーたかはし

  読了日：2025/08/28

  あれとあれっぽいなぁと思ったら、あとがきに書いてあった古典的ファンタジー。展開が予想出来ても、読ませる力があり、ガーネッツと黒騎士の目的を知ってしまうと、憎み切れない一理あるところがあって、真の悪人がいないところが面白いのかも。最後に一言だけ。るぱ〜んさ〜んs・・・おや誰か来たようです

• alleine05

  読了日：2025/09/29

  まあまあ。あとがきを読むまでもなくやりたいことの方向性はよくわかる作品なんだけど、キャラの立ち具合がいまいち弱いなあという印象で前半はあまりひきこまれなかった。後半になると各キャラが掘り下げられてきたり、特に皇帝のキャラが魅力的だったり、いろいろ仕掛けがあったこともわかったりでそれなりに楽しめるようになった。しかしそういう構成だからか、後半ではどちらかというと敵サイドの掘り下げの方が深く、当初の主人公サイドだったクロードたちの影が薄くなってしまっていた気が。

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