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韓国大学改革のダイナミズム ワ-ルドクラス(Wcu)への挑戦

馬越徹

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784887139862
ISBN 10 : 4887139861
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2010
Japan

Content Description

かつての留学時代(1970年代初頭)から30年の時をへだて、著者が目にした最近10年の韓国大学のダイナミックな変貌―日本にも優る活力を孕むこの躍進をもたらしたものは何か?政府の政策の明確さとスピード、すべての国公私大が加盟し大学改革を主導する大学連合体の存在、“世界水準”をめざす大学院中心大学育成事業と地域特性涵養を目的とする大学改革事業の両立、そしてすべての改革に組み込まれた徹底した「評価」―著者が挙げるこれら韓国大学改革の先進性は、そのまま日本の今後への大いなる示唆となろう。

目次 : 内側からみたSNU/ 新世紀の大学改革―金大中政権(「国民の政府」)時代/ ユニバーサル・アクセス時代の大学構造改革―盧武鉉政権(「参与の政府」)時代/ 大学改革と高等教育財政―脆弱な財政構造下の「選択と集中」/ 「世界水準」の大学育成戦略―BK21・HK・WCUが目指すもの/ 地方大学の活性化戦略―NURI事業を中心に/ 国立大学の構造調整―法人化と大学間統合/ 私立大学のガバナンス改革―私立学校法改正をめぐって/ 専門大学の挑戦―新しい専門職業人の養成を目指して/ 大学全入時代の入試改革―平準化政策の見直しと「修能試験」の行方〔ほか〕

【著者紹介】
馬越徹 : 桜美林大学教授(大学院国際学研究科)。広島大学教育学部(教育学科)卒業、同大学院教育学研究科(博士課程)中退、九州大学教育学部助手(比較教育文化研究施設)、文部省大臣官房調査課事務官、広島大学・大学教育研究センター助教授、名古屋大学大学院教授(教育発達研究科)を経て現職。博士(教育学、名古屋大学)、名古屋大学名誉教授。日本比較教育学会会長(2001‐2004)歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • たろーたん

    入試の章が面白かった。韓国の入試は、個別大学試験を禁止しており、無試験入学制らしい。つまり、基本的には大学就学能力試験を受けて決められるそうだ。しかし、今では一般選考よりも特別選考・随時募集の方が人気みたいで、一種の青田買いが行われている。名門大学でも、この特別選考が50%を超えているみたい。日本で流行っている推薦入試みたいなものかなと思っていたら、むしろもっとハードみたい。ただ、韓国受験は母親たちの情報戦と言われると別の本にあったので、まだ私は勝手を分かっていないのかも…。

  • kozawa

    内容的にも「近くて遠い」韓国の高等教育改革の現在。必ずしも専門の著者の書でないので若干物足りない点はあるが、それでも日本も人ごとではない。大学改革に興味があるなら読んでおきたい。

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