Books

ル-マンの社会理論

馬場靖雄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784326652556
ISBN 10 : 4326652551
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2001
Japan

Content Description

「複雑性の縮減」「コミュニケーションの接続」「システムの閉鎖性」などの論点を再検討しながら、ひとりルーマンのみが提出しえた問いを浮かびあがらせる。

目次 : 序論 ルーマン理論の展開と受容/ 第1章 複雑性/ 第2章 コミュニケーション/ 第3章 機能分化/ 結語 社会学的啓蒙

【著者紹介】
馬場靖雄 : 1957年新潟県に生まれる。1988年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、大東文化大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • またの名

    社会システム理論の泰斗についての解説を読みたいのに、なぜかジジェクの解説及び援用をいくつも読まされる状態になる謎の叙述構成。もっともジジェクだってドイツ観念論やラカンをオートポイエーシスとかシステム理論ぽく読み換えてしまうので、大差はないかも。特定不可能な起源よりも前にシステムによる根源的な二分割(法においては合法/不法、経済においては支払う/支払わないetc)があって、国家社会なるものの総体が統括するのではなく各システムの相対的自律の法則が社会を成立させているという理論を、批判・応答に目配せしつつ整理。

  • sk

    ルーマンの議論にはトリヴィアルなこだわりが多い気がする。つまり、どうとでも言えることをあえて一定の言い方に限定している感じがする。だが、私がその記述の限定の重大さに気づいてないだけなのかもしれない。

  • ぷほは

    @複雑性の縮減Aコミュニケーションの自己言及性B機能分化社会の閉鎖性という、ルーマン理論のエッセンスをクリアに取り出した名著。何度も読んでいるが理解度は今のところ5合目といった感じが正直なところだ。@は複雑性という概念自体の意味論分析と捉えるとわかりやすく、Aで紹介されるラカンの囚人ゲームはカフカの『審判』における門番の寓話と同じシステムの時間経過(プロセス)の話と考えれば難解な情報/伝達の自己言及性にこだわらずに読める。問題はBだが、ここでは「寄食者」の議論があまりに暴力的な威力を振るっている気がする。

  • LM

    【通読】「ルーマンの社会理論はそもそも成り立つのか」という根本的な問いと批判に応答を試みた本。「ルーマンの議論の出発点は、常に「差異」であった」(91頁)とし、「ルーマンは、そのつど成立している事実的な事態を超えるような何かを、さらにはその事態の「起源」を想定することを、徹底的に拒否する」(82頁)ことを、おそらく全体としては述べている。面白かったけど全き消化不良なので、実際にルーマンの著作に当たって躓いたらまた再読したい。

  • ねぎとろ

    ルーマンがいかにイカレた社会理論家であるか。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items