Books

ファラオ 古代エジプト王権の形成 ちくま新書

馬場匡浩

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480076762
ISBN 10 : 448007676X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

エジプト文明はなぜ三千年にもわたり存続しえたのか。その統治者たるファラオの王権はいかにして形成されたのか。最新研究から古代エジプト世界の根源に迫る。

【著者紹介】
馬場匡浩 : 1974年、神奈川県生まれ。早稲田大学大学院文学学術院博士後期課程修了。博士(文学)。早稲田大学文学学術院助手、日本学術振興会特別研究員PD、英国カーディフ大学客員研究員、早稲田大学文学学術院助教、早稲田大学高等研究所准教揆(任期付)などを経て、現在は早稲田大学考古資料館学芸員、東日本国際大学客員准教授。1996年よりエジプトの発掘調査に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • さとうしん

    1月刊行の大城道則『古代エジプト文明』と内容が重複する部分もあるが、あちらが通史を核とした概説的な内容だったのに対して本書は王権論を核とした各論となっている。著者の個人的な体験が盛り込まれていたり、ミイラやピラミッドの専論的な章節もある。ピラミッドを王墓とした大城書に対し、本書では一部のピラミッドは王墓と言えるかもしれなが、現在の状況ではすべてのピラミッドが王墓と断言するのは難しいという立場を取る。

  • シルク

    夏になるとなんだか、古代エジプトについてとか、アンデスのミイラについてとか、オスマン帝国のハーレムについてとか読みたくなる。要するに、ちょっと異空間的なものを読んで、その世界に浸りたいんだよね。あまりにあっちぃからさ🥵 しかーし、この本は私にはちょっと難しすぎた😵 悠久のエジプト史を語られても、土台になる知識をわたくしが持っていないもので、なかなかピンとこない。ちゃんとエジプトの歴史を勉強してから読んだら、もっと面白いだろうな。

  • ジュンジュン

    ファラオ誕生のプロセスを自身も参加した発掘調査の成果を生かしつつ考察している。とはいえ一番食いついたのはやはりピラミッド。何年か前に「ピラミッドは公共事業」なる説があったけど、今では通用しないようだ。お墓とするには決定打に欠けるし、亡きファラオの復活再生を祈念するモニュメントといったところがトレンドらしい。

  • tsubomi

    2025.06.01-06.09:ドラマ『恋は闇』で‘’ホルスの目’が出てくるのが気になったので古代エジプト人の死生観や宗教観を知りたくて読んだのですが、それ以上に遺跡発掘の実際の部分が面白くて、著者が調査に関わったいきさつからビール醸造所/瓶工房を発見したことなど考古学部分が興奮が伝わってきて読んでいても楽しくてしょうがなかったです。やはり宗教より考古学が好きな自分にはこっちだな、と(笑)。古代エジプト史、その文化、建築様式の変遷、信仰の変遷などもイラスト・写真が多くてわかりやすいです。

  • Tomozuki Kibe

    ラムセフ大王展の予習に。 はたしてファラオの権力はどこからか? 近年のマルクス的、余剰生産物の管理のために成立する見方は結果論とみなし、エジプト神話の分析などを通じて、神殿建設を通じてヒエラルキーが発生・「マアト」という世界を安定に保つ王朝時代の王権が成立し、ピラミッド建設などはこれを維持するために安定を図し、権力の維持自体が後には目的化したとみる。「サピエンス全史」などの流行「文明に必要なものはまず「伝説」」史観と言える。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items