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論理病をなおす! 処方箋としての詭弁

香西秀信

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480065162
ISBN 10 : 4480065164
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2009
Japan

Content Description

詭弁をあなどるな。論理で説得しようとしても、うまくいかないことだらけ。それより、相手の議論までも武器にする技術を身に付けよう。詭弁を研究し、人間の持つ根源的な思考の癖を明らかにする1冊。

【著者紹介】
香西秀信 : 1958年香川県生まれ。筑波大学第一学群人文学類卒業。同大学院博士課程教育学研究科単位修了、琉球大学助手を経て、宇都宮大学教育学部教授。専攻は修辞学(レトリック)と国語科教育学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • サアベドラ

    題名は意味不明だが、中身は詭弁のレトリックのなかから代表的なもの選んで平易な言葉で紹介、解説したもの。ネットで日々行われている議論(の皮をかぶった誹謗中傷合戦)で頻繁に用いられる詭弁がいくつも出てくるので、なるほど、こうやって議論をすり替えるのかと感心しながら読んだ。本書のような、詭弁を技術として書いている本を読むと、相手の煽り文句や屁理屈に対してある程度耐性がついてくる、かもしれない。

  • 富士さん

    とにかく人を納得させて、動かす技法がレトリックなら、ロジックもまたレトリックの一種。詭弁に騙されるのは、詭弁で語られたことにも説得力を感じるからで、如何に論理的に詰めても説得力を持たないものもある。どのような方法なら説得できるかは、畢竟説得する側と説得される側が同じ正しさの基準を共有して、そこに橋を架けるからであって、議論は説得される側が正しいと感じる方法を選択しなければ通じない。そうなると、どんな議論でも社会的な背景を共有していないと、平行線は避けられないな。そんなことを発見させてくれる一冊でした。

  • 袖崎いたる

    哲学だと内容が問われるけど、レトリックではあくまで言い方が問われる。論理学とも違うのは、ルールに対して神経症的になるかにこだわるのではなくて、あくまで説得力に関わるということ。詭弁と聞くと愛知のソクラテスじゃなくて、利己的なソフィスト感があるけどね。この本の読みどころは詭弁だけじゃなくて、語学習得の才に敗れた著者が語学学習ではなく語学学習法にのめり込んだ失敗談を踏まえて、語学の天才たちへの恨み節を語っているあとがきも楽しい。ロンブ・カトーや井筒俊彦の本に手を出していじけた人にもおすすめよ?

  • m

    詭弁という言葉があることを初めて知った。正直気がつきたくなかったが、父親のしゃべりがほとんど詭弁かも、、、。あと頭を何度かよぎったのは、橋下知事、、、。

  • チェリ

    詭弁への対処法や反論法について学ぶのが本書の使い道かと思ったが、なぜ詭弁が存在するかや、詭弁自体の善悪論まで踏み込んでおり面白かった。ただし紹介される詭弁の形式「多義あるいは曖昧の詭弁」、「藁人形攻撃」などは結局似たものだったので、もっとバリエーションは増やして欲しかったところ。要するに言葉の定義を勝手に拡大したり、縮小したりするのが詭弁のコツらしい。この本で学んだことをどう活かすかは悩ましいなあ。詭弁ばかりの議論は無意味だが、一方で詭弁の無い議論は味気なくつまらないものになってしまうのだろうか。

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