乃木坂46のドラマトゥルギー 演じる身体/フィクション/静かな成熟

香月孝史

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787274311
ISBN 10 : 4787274317
フォーマット
出版社
発行年月
2020年04月
日本
追加情報
:
258p;19

内容詳細

乃木坂46の舞台演劇への傾倒に着目して、アイドルが「演じる」ことの意味を解きほぐし、彼女たちが獲得した「静かな成熟」、それを可能にする社会的なコンテクストを照らし出す文化評論。

目次 : 第1章 AKB48の“影”と演劇への憧憬/ 第2章 演劇とギミックのはざまで/ 第3章 「専門性」への架橋/ 第4章 乃木坂46の映像文化とフィクションの位相/ 第5章 ドキュメンタリーと「戦場」―異界としてのアイドルシーン/ 第6章 アイドルシーンが映し出す旧弊/ 第7章 「アイドル」の可能性、「アイドル」の限界/ 第8章 演じ手と作品の距離/ 第9章 アイドルが「演じる」とは何か/ 終章 戦わされる時代を超えて

【著者紹介】
香月孝史 : 1980年生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。ポピュラー文化を中心にライティング・批評を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • スプリント さん

    AKBグループは公立の中学校。 坂道グループは私立の中学校。 そんなイメージ。

  • 静かな生活 さん

    71点*個人的には現在のサブカルチャー領域の中でもトップレベルで手堅いパフォーマンスを発揮しているのに、評論が追いついていない乃木坂46。アニメ領域における過剰にドラマに執着するセカイ系からドラマを手放す日常系の流れを連想した。もう無理にアイドルを祭り上げる必要はない。批評性というより資料性が高いタイプ。

  • Jey.P. さん

    乃木坂46の活動を中心にアイドルが「演じる」ことを考察した本。主体・客体、実・虚は連続的だ。アイドルの所作を媚びていると断じると主体性を過小評価することになるが、かと言って抑圧的な旧弊も否定できないという本書後半の議論から連想したこととして、近年流行の「あざとい」の捉え方の変化は、女性が男性を操作するという「強さ」の表れと考えていたが、巨視的に見たときに既存の構造やハイパーメリトクラシーが当然視され、抗う意欲がなくなった非主体的な面もあると感じた。そういう意味で日向坂がアザトカワイイを歌ってるのは象徴的

  • taisei さん

    特に目新しいことが書かれているわけでもなく、資料性の高い本という印象。

  • 匿名 さん

    乃木坂46というグループにおける、戦略としての演劇の活用だったり、またその前段階として、アイドルグループとして基盤を作ったAKBについてなどをうまくまとめています。乃木坂46の設立経緯については、ここに出ている話以上に、ソニーへの秋元康のお詫びという側面などもありますが。 何れにせよ演劇というフィールドに限らず、アイドルが外様にならないためにどうするか?だったり卒業という儀式の必要性なども関心が低い人にも受け止められる内容になっています。

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香月孝史

1980年、東京都生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。ポピュラー文化を中心にライティング・批評を手がける

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