Product Details
ISBN 10 : 4863423977
Content Description
映画の誕生から130年、世界中で数多くの子ども映画が作られてきました。そこには社会の変容とともに子ども像、子ども観がどのように変わってきたか、また大人との関係がどのように変化してきたかが描かれています。これからもどんどん変わっていくことでしょう。世界中のほとんどの地域で少子高齢化を憂える声が聞かれますが、ちょっと立ち止まって映画を通して子どもの歴史を概観し、子どもの心を見つめてみることで、大人にとっても社会の新しい展望が開けるかもしれないと考えています。
本書ではフランス映画を中心に、フランス以外の国の作品も取り上げつつご紹介しています。
映画元年の1895年に制作された、フランスのリュミエール兄弟の作品から、2023年制作のスペイン映画『ミツバチと私』まで、「子どもが出てくる映画」をフランスから30点、イラン、アメリカ、スペインなどその他の国から25点選びました。選りすぐりの作品ばかりです。残念ながら配給会社の権利が切れて配信されていない作品もありますが、ほとんどの映画はサブスクリプションやレンタルで見られますので、ご興味のおありの方はぜひご覧ください。
ミニシアターが次々に姿を消していく現状の中で、優れた映画を1人でも多くの方たちに知っていただき、観ていただきたいという私たちの願いを込めて本書を書きました。お気軽にお手に取っていただければ幸いです。
独自の〈世界子ども映画史年表〉も作成し、巻末に示しました。参考にしていただければと思います。
Part1 大人はみんな子どもだった
フランス編/その他の国編(Part1〜5まで同構成)
世界映画史のはじまり、世界子ども映画史のはじまり!
Part2 子どもにとって家族とは
Part3 子どもから大人へ
Part4 戦争を生きる子どもたち
〈コラム〉『赤い風船』をめぐって
Part5 学校って
Part6 現代社会を生きる子どもたち
1 子どもの置き去り
2 取り違え
3 子どもと性
4 両親の離婚
5 移民問題と子どもたち
世界子ども映画史年表
【著者紹介】
饗庭千代子 : 関西学院大学文学部仏文学科修士課程修了。元関西学院大学非常勤講師
高岡厚子 : 大阪大学文学研究科博士課程満期退学。梅花女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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