Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• tamami

  読了日：2025/02/17

  著者の養老先生は御年87歳。昨年大病をされ、数ヶ月の闘病生活を送られた由。「壁シリーズ」もこれが最後か、などとやや気弱な体(てい)。でも書いてあることはすごく真っ当な事ばかり。第１章に「子どもの自殺が心配」とある。自然に最も近い存在の子どもが脳化社会の犠牲になっていると記される。以下、第３章にある「日常を変えることに無神経な人たち」、第４章「あいまいさを許さない社会は厄介」、最終節の「生きる意味を過剰に考えすぎない」等々の言葉が印象に残る。コスパ、タイパ論の果てにある社会はおぞましいとの感覚が大切なのだ。

• ムーミン

  読了日：2024/12/26

  養老節に心地よさを感じるようになりました。仕方のないことにこだわらない。自分も含めて、大人も子どもも、そういう心持ちができなくなってきていることに危うさのようなものを感じています。

• たなぼう

  読了日：2025/02/15

  養老さんの視点というか考えは、なんか気分が随分と楽になって、ふわっとした感覚になる。悩んでいることがバカらしくなるというか、おおらかになれる気がする。これも手元に置いて、ちょくちょく読み返したい。

• りんだりん

  読了日：2025/02/13

  さっき買ってあっという間に読み終えた。こんな年上の方が身近にいたらありがたいだろうな、と。自分が何となく感じていることを、飾ることなく本音で語ってくれる。あと10年後、20年後、ここに書かれていることが「やっぱりそうなったか」ってなるような気がする。でもそれはいい社会じゃない。自分の周りからでも変えていきたい。★3

• のり

  読了日：2025/01/11

  養老先生の独り言…するすると読まされて、あっという間に読了。日本のこと、若者のこと、SDGsに思うこと、政治のこと、人生のこと。一歩引いて、冷静に考えて呟いている一言一言が、ストンと腑に落ちる。生きることの意味なんて、考えるのはヒマだということよね。生まれて来たから生きているだけ。生きているからしょうがない。あれこれ考えるより、一生懸命生きたほうがいい。そのとおりでございます。

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