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ISBN 10 : 4044005990
Content Description
伝統俳句の中心的存在として活躍、昭和俳句史に厳然とその名を刻む飯田龍太。「大寒の一戸もかくれなき故郷」「かたつむり甲斐も信濃も雨のなか」「春の鳶寄りわかれては高みつつ」など郷里の風光と人事をこまやかに詠い上げた。鋭敏な感覚と豊かな抒情に支えられた作品群は、高潔にして格調高く、自在の境地を示している。既刊句集10冊に拾遺を加えた全5728句に、自句自解抄、年譜、季語索引を付す決定版!
目次 : 百戸の谿/ 童眸/ 麓の人/ 忘音/ 春の道/ 山の木/ 涼夜/ 今昔/ 山の影/ 遲速/ 拾遺
【著者紹介】
飯田龍太 : 大正9(1920)年、山梨県生まれ。俳人・飯田蛇笏の四男。國學院大學卒業。昭和22年、蛇笏の主宰誌「雲母」の編集に携わる。26年より山梨県立図書館に勤務、29年に退職後、「雲母」編集に専念する。37年、蛇笏の死去により主宰を継承、毎日新聞俳壇選者となる。42年に第6回現代俳句協会賞、44年に第四句集『忘音』により第20回読売文学賞受賞。58年に紫綬褒章受章。51年に蛇笏賞選考委員に、59年に日本芸術院会員に任命される。平成4年8月、「雲母」900号をもって終刊。19年、肺炎のため永眠。享年86。俳句界に広く目を向け、多くの俊英を育てた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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