財政・金融政策の転換点 日本経済の再生プラン 中公新書

飯田泰之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784121027849
ISBN 10 : 4121027841
フォーマット
出版社
発行年月
2023年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;18

内容詳細

世界の経済政策が大きく転換しようとしている。これまで財政政策は抑制的に、金融政策は独立して行うことを常識としてきたが、昨今、その実効性が疑問視されるようになったのだ。巨額の政府債務と長期の低金利政策で財政破綻さえ囁かれる日本。この苦境はどのように打開すべきなのか。本書は財政・金融政策の理解を整理し、両政策の現代的な意義と機能を考察。日本再生の第一歩として必要な新たな経済政策を提言する。

【著者紹介】
飯田泰之 : 1975年生まれ。東京大学経済学部卒業後、同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。駒澤大学経済学部准教授、明治大学政治経済学部准教授を経て22年より同教授。財務省財務総合政策研究所上席客員研究員、内閣府規制改革推進会議委員などを歴任。専攻はマクロ経済学・経済政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まちゃ さん

    国債残高が1000兆円を超えた日本で財政破綻は起こるのか。帯にひかれて手に取りました。危機論や楽観論に偏ることなく、財政政策と金融政策について分かり易くまとめられた良書だと思います。提言は、「財政・金融政策の統合運用」と「高圧経済」/【高圧経済】国内の需要が供給を上回り、投資等が活発化して、さらに需要圧力が高まる傾向にある経済。財政政策や金融政策によって景気を過熱し、それをある程度の期間継続すること。

  • 南北 さん

    日本経済を再生させるためにはどのような財政政策と金融政策が必要なのかを述べている。経済学に対する理解は浅い方なので、どこまで理解できたかは怪しいところもあるが、「失われた30年」は財政政策と金融政策がきちんと噛み合ってこなかったとしている。著者は総需要が過剰である状態にする高圧経済論に基づいた政策をすべきだとしていて、納得できる内容といえる。ただ経済学をもう少し勉強してから読むべきだったのかもしれないとも感じる内容だった。

  • ころこ さん

    今どき珍しい200ページの薄い新書だが、細部が難しく、読むのに苦労した。だが論旨は明確だ。章立てに沿って第1章・財政、第2章・金融、第3章・財政と金融の連続、不可分性、第4章・高圧経済論となっている。難しくて途中で断念しても、第3章、第4章の冒頭にそれまでのまとめがあるので、それらから読み直すことで復活することも出来る。経済学は経験の学で、演繹的な方法の限界があり、政治、社会からの影響や干渉が常にある。本書は積極派の論だが、緊縮派との差は、そこをどれだけ考慮するかだと思う。

  • koji さん

    途中、小野善康先生の名前を見た時、そうか!と思わず呟きました。私は、小野先生の「資本主義の方程式」のレビューで、「(公共支出の拡大による総需要刺激策を提唱する小野モデルを)少し深彫りしてみます。」と書きましたが、漸く繋がりました。著者は、財政・金融政策の丁寧で分かり易い論点整理から始まり、流れるような展開で、ドーマー条件、高圧経済論などを駆使した財政・金融政策の統合的運用と長期的総需要管理への転換を提唱します。この流れは著者の頭脳の明晰さを感じますね(上から目線ですみません)。唯結論はどうか(コメントへ)

  • masabi さん

    【概要】財政金融政策の学説を整理し日本経済の処方箋を提示する。【感想】経済成長のために生産性を向上することが必要で、生産性向上を促す高圧経済に移行することを説く。財政の楽観論・悲観論の評論、金融政策の出口戦略の重要性など学説の解説がためになった。

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