Books

みんなでつくる1本の辞書 たくさんのふしぎ傑作集

飯田朝子

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784834081848
ISBN 10 : 4834081842
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

飯田朝子さんは認知言語学の専門家です。人が言語を通し外界を認知する過程を研究しています。大学院生のとき、日本語を教えていた留学生の一人に、「なぜ、にんじんも、電車も、柔道の勝負も「1本」と数えるのか?」と質問されました。簡単にこたえられるつもりが、意外にもはっきりとした答えをもっていないことに気づきます。辞書をひいても納得のいくような説明はありません。そこで、「1本」と数えるモノ・コトを集め「1本の辞書」をつくることを思いたちます。例をたくさん集めることによって、日本語を話す人が「1本」と数えるときに思い描くイメージを明らかにできるのではないかと考えたからです。その5年間の調査の様子を、寄藤文平さんのあそび心あふれるイラストでお届けします。
助数詞「本」に関する大調査のはじまり、はじまり!

【著者紹介】
飯田朝子 : 1969年東京都生まれ。東京女子大卒。慶應義塾大学大学院を経て、1999年東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)取得。現在は中央大学商学部教授。専門は言語学で、日本語の教え方をはじめとした、ことばの意味や使い方を広く研究している

寄藤文平 : 1973年長野県生まれ。武蔵野美術大学中退。2000年有限会社文平銀座設立。広告のアートディレクションとブックデザインを中心に活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 鱒子

    図書館本。鉛筆を数えても1本、映画や芝居を数えても1本、ホームランを数えても1本ーー数多い助数詞の中から「1本」のみに絞って作られた本。「本」はもともと中国語で書物を表す言葉ですが、日本で独自の進化を遂げ、振り幅の大きい便利な助数詞になりました。寄り藤さんの絵も素敵。

  • パフちゃん@かのん変更

    児童書です。「1本の辞書」というタイトルが?だけれど、読んでみると奥が深い。単位としての「本」棒が1本。とか、細長いものを数えるのに使うのは普通として、細長くてもヘビは生き物だから匹。映画が1本とか電車の運行は「本」で数えるし、サッカーヤバスケのシュートも「本」で数える。柔道や剣道も1本勝ちとか。「1本」は奥が深い。家具屋さんでは箪笥も本棚も「本」で数えるそうな。その理由がくわしく書かれていて興味深い。まさに「1本の辞書」でした。

  • ♪みどりpiyopiyo♪

    おもしろかった♪ 日本語を教えていた飯田先生は、ある日留学生に「どうして、にんじんも、電車も、柔道の勝負も「1本」と数えるの?」と質問され、返事に困ります。そこで、まずは「1本」と数えるモノ・コトを集めて「1本の辞書」をつくってみようと思いたちました。■日本語を話す人が「1本」と数えるときに思い描くイメージを明らかにする、大人も子供も楽しい大調査の軌跡でした☆ (2015年)

  • ゆか

    こんなに「本」という数え方について考えたことはなかった。たしかに長いものが、本と数えるのか?と思うと柔道や、剣道の技なども本と数える。そのほかに長いもの以外では、交信、列車やバスの運行、作品や出しもの、ニュースや記事広告、くじなどもある。本は、中国語と意味が違うことから日本語の助数詞は、独自の進化をとげたらしい。古事記などでは、本は、草木を数えるのに使い、もととよんでいたが、鎌倉から細長いものにも本を使い、読み方ももとからほんになったとのこと。勉強になりました。

  • けんとまん1007

    確かに、単位というのは不思議なものだっと、以前から思っていた。何故、こういう風に言うのかな・・・と。その中で「本」という単にに絞ったもの。何となくは使っているけど、人によって微妙に違うし、ちょっとのこっとで変えたりしている。ある意味、文化と歴史の表層の一つでもある。寄藤さんの絵が、また、抜群の味だ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items