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いま、子どもの本が売れる理由 筑摩選書

飯田一史

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480017109
ISBN 10 : 4480017100
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

子どもの本は、すごい!おしりたんてい、ヨシタケシンスケ、サバイバルetc.本の売れない時代に、子どもの本はなぜ売れる?直近20年で14歳以下人口は約200万人減ったが、児童書は市場規模を堅持、本を読まない子どもは減少し、小学生の読書冊数は倍増!「子どもの本離れ」はいかにして終わったのか?終戦から現代までの子どもの本をめぐる官民の施策をたどり直し、近年のヒット作についての分析・取材を通じていま子どもの本市場が賑わう秘密を探る!

目次 : 第1章 子どもの読書環境はいかに形成されてきたか(一九四〇年代〜七〇年代 戦後児童文学と学年誌が黄金時代を迎えるまで/ 一九八〇年代〜九〇年代 サブカルチャーの隆盛と児童書冬の時代/ 二〇〇〇年代〜二〇一〇年代 教育観の変化と国ぐるみの読書推進)/ 第2章 あの雑誌はなぜ売れているのか(「コロコロコミック」と「少年ジャンプ」―相互影響と棲み分けまでの歴史/ 「ちゃお」が「りぼん」「なかよし」を抜いた理由/ “JSのバイブル”まいた菜穂『12歳。』は何を描いてきたのか)/ 第3章 ヒットの背景―幼児〜小学生編(おしりたんてい論―推理が理解できない未就学児〜低学年も楽しめるミステリーとは?/ ヨシタケシンスケの絵本はなぜ絵本なのに小学校高学年にも読まれるのか/ お菓子づくりと本の楽しさを親子そろって味わえる『ルルとララ』 ほか)

【著者紹介】
飯田一史 : 1982年、青森県むつ市生まれ。グロービス経営大学院経営研究科経営専攻修了(MBA)。小説誌、カルチャー誌、ライトノベルの編集者を経てライターとして独立。マーケティング視点と批判的観点からウェブ文化や出版産業、コンテンツビジネスなどについて取材・調査・執筆を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • くさてる

    単純な印象論でなく、圧倒的なデータをもとに語り姿勢が、好感が持てたし説得力があった。何百万部と売れていても、本好きの自分でも、タイトルも知らない児童書がこんなにあったのかという新鮮な驚きもありました。大人が読ませたい本と子供が読みたい本の乖離なども、納得の論です。こどもが本を読むのは喜ばしいことなので、売れること自体はとても嬉しいことだなあ。

  • よっち

    1997年より続く出版不況の中、逆に売上を伸ばしている児童書市場。なぜ「子どもの本」は売れるのか。資料と取材から解き明かしてゆく一冊。長らく続く出版不況の中、なぜ児童書市場に可能性が見出され、出版社の新規参入が続いているのか。戦後の学校図書館や朝読を含めた国の政策による子供の読書環境の変化ら出版社の動向、その年代の雑誌や児童文庫の変遷から代表作を取りつつヒット作の背景までの全体像をきちんと俯瞰できる力作で、本書は子供目線での視点が不足して長らく疑問に感じていた児童書の今を解説してくれる興味深い一冊でした。

  • おはなし会 芽ぶっく 

    児童書の通史も書かれている本。そういえば通史ってなかったなぁ(私が知らないだけかも?)。改めてそう古い歴史ではないのに、濃いと感じました。ヒットの背景として、なぜヨシタケシンスケさんの絵本が売れているのかというのが興味深かったです。「ゾロリばかり読んでいてその次の本を!」って声よく聞きます。その検証が面白かったです。

  • ふじ

    分厚さにくじけそうだったが読んで良かった。児童書界隈「良い本」の本は数あれど、「実際に子どもに支持されている本」に注目した本は少ないのでは。恐らく、その大概が大人には目の敵にされているからと思うけれど、支持される本はそれだけ今の子どもに向き合って作られていることが良くわかります。「本は楽しい」を伝えたい、きっとどの立場でも考えは一緒。古い児童書論で凝り固まっている人にこそ読んでほしい。

  • はるき

     子供だましという言葉がありますが、数字にシビアで厳しい世界でした。少子化だから売れないではなく、次々に仕掛けていく商魂にほれぼれ。

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