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太っちょ貴族は迷宮でワルツを踊る 1 オーバーラップノベルス

風見鶏

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784824004437
ISBN 10 : 4824004438
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

太っちょな貴族の三男、ミトロフ・ド・バンサンカイ。食う寝るしか能がないと見限られた彼は、家を追放されてしまった。“食費”のために迷宮に足を踏み入れたミトロフは、生物としての位階の上昇―“昇華”を経験しながら、迷宮で出会ったエルフ族の少女・グラシエ、迷宮の遺物に呪われてしまった少女・カヌレと共に、迷宮に潜る日々を送る。順調に攻略を続けるミトロフたちの前に現れたのは本来ならば深層に生息するはずのトロルだった。しかも、トロルは迷宮の守護者を“喰らった”異常個体で―。

【著者紹介】
風見鶏 : 1991年、山口県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 星野流人

    家から勘当された太っちょ貴族が、冒険者としてダンジョンに潜るお話。すごく丁寧に描かれており、読みやすい作品でした。貴族のミトロフが慣れない冒険者生活に苦労しつつも、楽しみを見出したり成長する様が見れるのが良かったです。太っちょだったり貴族だったり、食べるの大好きだったり、新しい趣味のお風呂だったり、惹かれる要素がたくさんあるのが楽しいですね。全体がきれいにまとまっている分、突き抜けた“この作品ならでは”という部分では少し弱かったかもしれません。呪いで骨の姿になった少女カヌレがかわいかったです

  • わたー

    ★★★★★面白かった。貴族の三男として生まれるも、食べることだけに執着して怠惰に生きてきた主人公。そんな彼が実家に勘当され、迷宮に潜るよう言い渡されることから始まる迷宮攻略ファンタジー。王道の物語を一から丁寧に構築しているといった印象。何も知らず何も持たない少年が、冒険者として生き抜くさまを描く成長譚としての側面もあり陽のパワーに溢れた作品だったなと。庶民に落ちようと、身体に叩き込まれたノブリスオブリージュの精神までは失くしていないという点も彼の魅力を高める要素であったかなと。

  • ホシナーたかはし

    良きかな。ネット版を読んでる最中に書籍化と聞いて、出るまで待ってた期待作。ロードス島戦記の一番最初、パーンが駆け出しだったころを彷彿とさせる、チートだのレベルだの無く、丁寧に描いているところが良い。特に、戦闘や迷宮よりも、食や私生活に話を割っているから、よけいに面白いのかも。良きかな…重要なので二度言いました

  • alleine05

    面白かった。派手さには欠けていて地味だけど、堅実で落ち着いた作風なのがいいね。登場人物たちの言動もそうだし。まあ、主人公に関わる人物がいいやつばかり過ぎるだろという気もするが、おかげで安心して気持ちよく楽しめたのでこれはこれで良し。最後がああいうことになったので、次巻以降の展開がどうなるかも気になるところ。

  • 尚侍

    とっても面白かった。異世界で食をテーマにした作品はいくつもありますが、本作のように「迷宮に潜ってもうまいものを食いたい」というわかりやすい欲求を持つ主人公はいそうでいなかったこともあり、自分ならこう考えるだろうなーということも相まって楽しく読むことができました。物語の展開的に長期のシリーズ化となると難しい部分があるでしょうが、初巻だけで終わってしまうにはもったいないメンバーが揃ったこともあるので、がんばって3巻までは続いてほしいですね。

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