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絶望図書館 立ち直れそうもない時、心に寄り添ってくれる12の物語 ちくま文庫

頭木弘樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480434838
ISBN 10 : 4480434836
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

気持ちが落ち込んで、どうしようもない。はげましの言葉も心に届かない。そんなときは、絶望図書館を訪れてみよう。そこには世界中からさまざまなジャンルの物語が集めてある。せつない話、とんでもない話、どきりとする話などなど。すべて、絶望した気持ちに寄り添ってくれるものばかり。今の気持ちにぴったりな物語がきっと見つかる。こんな図書館も世の中にひとつくらいはあっていいだろう。

【著者紹介】
頭木弘樹 : 文学紹介者。筑波大学卒。大学三年の二十歳のときに難病になり、十三年間の闘病生活を送る。そのときにカフカの言葉が救いとなった経験から、『絶望名人カフカの人生論』(飛鳥新社/新潮文庫)を編訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 青蓮

    本には悲しんでいる人を助ける気持ちなんか、ちっともないとしても、本を読んでいる間は、ぼくは本にしっかりすがりついていられるーー絶望した気持ちに寄り添ってくれるような作品を集めたアンソロジー。筒井康隆から安部公房、カフカ、手塚治虫までバラエティに富んだ1冊。読んだことがない作品ばかりでとても楽しめました。中でも異星人との交流を描いた「最悪の接触」、韓国文学で「主の赦し」をテーマにした「虫の話」が印象的。巻頭に掲げられた太宰治の言葉にあるように、本はいつだって孤独の味方だ。どんな時でも傍らに本を。

  • KAZOO

    この著者の頭木さんはNHKラジオ深夜便で「絶望名言」を時たま聴いています。この本では12作品を絶望しているときに読む対象として推薦されています。一種のアンソロジーですね。この中では最後に紹介されている千夜一夜の「漁師と魔人との物語」と手塚治虫の「ハッスルピノコ」は読んだことがありますがそれ以外の作品は未読で楽しめました。とくに筒井康隆さんと韓国の「虫の話」が印象に残りました。

  • 青乃108号

    絶望している人の為の、内外の小説や漫画まで集めたアンソロジー。俺が絶望していないのが悪いのか、あまり面白いとは思わなかった。そもそも、絶望している人が本など読めるだろうか。いや読めはしないだろう。企画自体に無理がある、残念な本。

  • ☆よいこ

    アンソロ「絶望の期間」をどう過ごすか、命綱になれるかもしれない物語▽@「人がこわい」[おとうさんがいっぱい︰三田村信行]選ばれない[最悪の接触︰筒井康隆]言葉が通じない[車中のバナナ︰山田太一]今は食べない人も多いんじゃ▽A「運命が受け入れられない」[瞳の奥の殺人︰ウィリアム・アイリッシュ]全身麻痺で動けないお婆さんが目撃者[漁師と魔人の物語︰千一夜物語]助けはこない[鞄︰安部公房]選択肢はない[虫の話︰李清俊]し▽B「家族に耐えられない」[心中︰川端康成]支配[素敵な他人︰シャーリィ]カプグラ症候群

  • takaC

    「絶望図書館」という命名はなかなか上手い。収録された12話は各種多様でそれぞれに興味深いが連作気分で読むものではない。

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