ものの大きさ 自然の階層・宇宙の階層

須藤靖

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784130636094
ISBN 10 : 413063609X
フォーマット
出版社
発行年月
2021年03月
日本
追加情報
:
216p;22

内容詳細

私たちの住む宇宙は、偶然なのか?必然なのか?微視的世界と巨視的世界の階層の背後に潜む物理法則は、この宇宙をどこまで記述し尽くすのか?系外惑星、宇宙論、人間原理とマルチバースの話題を大幅に加筆し、現代物理学に基づいた宇宙観・世界観を論ずる書の改訂版。

目次 : 第1章 科学をする心/ 第2章 微視的世界の階層/ 第3章 巨視的世界の階層/ 第4章 微視的世界と巨視的世界をつなぐ/ 第5章 宇宙の組成と標準宇宙論モデル/ 第6章 人間原理とマルチバース/ 付録 大きな数と小さな数

【著者紹介】
須藤靖 : 1958年高知県安芸市生まれ。1986年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。現在、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻教授。理学博士。専門は宇宙論・太陽系外惑星の理論的および観測的研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • やまやま さん

    クオークから宇宙まで「大きさ」を順に語っていくと、ウロボロスあるいはマハーバーラタで見られるように始点は終点ともなります。極めて微視的なものが世界につながることを窮(究)理することは著者ならずとも興味をそそられる方はいらっしゃるでしょう。叙述は小さいほうから大きい方に向かいますが、概説書では寂しいと思う方には歯ごたえを楽しめる本です。小は物理法則を信頼してそんなに違和感がないが、大はその支配の信頼性は自明でないように見えるという一般的な感覚も、実はその不自然さこそが安定という逆説になっています。

  • yooou さん

    ☆☆☆★★ 難解な数式がたくさん。果たしてこれで読んだといえるのか・・・。そして行き着いた先はマックス・テグマークの唱えるマルチバースそのもの。あそれご本人の著書で読んでましたわ。

  • Go Extreme さん

    科学をする心:科学の存在意義 法医工文 エーテルと宇宙の組成 微視的世界の階層:基本物理定数 ブランクスケール 物質を分割 クォークとコンプオトン散乱 巨視的世界の階層:惑星 衛星 恒星 銀河系 銀河群 銀河団 ハッブルの法則 ハッブルディープフィールド  微視的世界と巨視的世界をつなぐ:物理法則と初期条件 宇宙の階層と基本物理定数 宇宙の組成と標準宇宙論モデル:古代の宇宙論 元素の起源 ダークマター 人間原理とマルチバース:宇宙と世界 物理屋的世界観 宇宙を学び世界を問う 大きな数と小さな数

  • ゆうやけPC さん

    宇宙の中の人間の脳という構造物が宇宙自身をこうやって総括してるってのは本当に不思議なことだ

  • Steppenwolf さん

    ある点からはE別の観点からG評価.ある観点とは物理というより自然哲学としての観点でE,純粋に物理から見ると私には第6章人間原理とマルチバースが荒唐無稽に思えた.しかし,2,3章の計算というか概算から議論する点が参考となり読んで楽しかった.ここらは再読したいとすら思う.写真が多いせいか紙質が他の本より良いようである.講談社のブルーバックス風でもあり,教養としての教科書風でもある.

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須藤靖

高知工科大学特任教授。東京大学名誉教授。1958年、高知県安芸市生まれ。東京大学理学部物理学科卒業、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了(理学博士)。宇宙物理学、特に観測的宇宙論と太陽系外惑星が専門(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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