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バスドライバーのろのろ日記 日記シリーズ

須畑寅夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784866809304
ISBN 10 : 4866809302
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2023
Japan

Content Description

どんな職業でもそうだろうが、仕事が充実して幸せだった時期も、そうではなかった時期もある。悔しくて眠れないほど嫌な体験もしたし、この仕事に就いてよかったと心から思える出来事もあった。路線バス運転士として働いて見えてきたのは、それまで乗客として眺めていたのとはずいぶんと違った光景だった。―本作に描くのは、すべて嘘偽りなく、私が実際に体験した事実である。

目次 : まえがき―「なんでわざわざ運転手に?」/ 第1章 バスドライバー、その哀しき日常/ 第2章 愉快でアヤシイ乗客たち/ 第3章 バスドライバーだって人間だもの/ 第4章 さらば、愛しのバスドライバー/ あとがき―偉くもなく、華々しくもない人生

【著者紹介】
須畑寅夫 : 1962年、神奈川県生まれ。大学卒業後、中学教師、塾講師、高校教師を経て、47歳のとき、心配する妻を説得してバスドライバーに。以来、59歳で「ある出来事」により退職するまで私鉄系バス会社にて路線バス運転士を務める。12年にわたり運転席から眺めてきた人間模様をつづったのが『バスドライバーのろのろ日記』である。現在はまったく新しい職場で日々奮闘中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kinkin

    バスの運転手見ていても気の毒な時がある。バス停留所の駐車や荷物の覆うお客さんがなかなか入れなく出発が遅れる。遅れるけど決まった時間には着かないといけない。きっと皆さん胃がキリキリしていると思う。京都のバスに限らずインバウンドで賑わっているところのバスも激混み、言葉が通じない、渋滞ですごいことになっているわ、と京都の知り合いから聞いたことがある。逆に田舎のバスは人が乗っていなくても走っている状態。このあたりのギャップを埋められる策があればなあ。図書館本

  • きみたけ

    最近ハマっている三五館シンシャの「○○日記」シリーズ。これまでは辛い境遇で読み終えて何かどよーんとした読了感でしたが、今回の内容は良かったです。著者は、高校教師から憧れのバスドライバーに転身した須畑寅夫氏。路線バス運転士として働いた実体験を通じて、多くの人にバス業界の実態とそこで働く人々の苦労や喜びを知ってもらいたいとの思いで執筆した一冊。勤務中に起きたホッとするあるいはイラッとするエピソード、よくある職場人間模様など赤裸々に語っています。今後はバスドライバーへの感謝の気持ちを持って乗ろうと思いました🙂

  • ma-bo

    既刊分はほぼ読了済みの「汗と涙のドキュメント日記シリーズ」。40代で高校教師から、憧れていたバスドライバーに転職した著者。早発、開放、大開放、特発、降車失念等の業界用語にまつわる話から、様々な乗客、同僚や上司とのトラブルやいい話。病気で退職を余儀なくされるまでの12年間の体験した事実を赤裸々に綴られています。バスって時刻表より早く出発すると処分対象になるんや。基本時刻表より遅く到着するから渋滞等の道路事情だけかと思ってたけど、早発しないようにスピードとかで調整してるのかな。

  • 33 kouch

    私小説よりも感情移入して読めた。事件やトラブルにおける心理描写がリアル。誰でも仕事上経験のあるような油断、葛藤が随所にある。バス停通り過ぎの処分が重い…キュッと心臓が締め付けられるという表現が生々しい。交通事故以外にもやってはいけないことが多く、またその処分も重く運転手の世界の厳しさを知る。バスで寝てしまい、いつの間にか目的地に着いている。この当たり前を提供するインフラ稼業の安全に対する厳しさ。自分には精神的に勤まりそうもない。ただただ尊敬と感謝しかない。この方の転職と行動力と前向きな姿勢にも感動する

  • Kokopelli

    お気に入りの日記シリーズ。今回は自分も興味があったバスドライバーだったので、なるほどねと思いながら読んだ。やはりどんな仕事もそうだが、はたから見ている業務だけではなく大変な部分がある。当然ながら交通事故は絶対に避けなければならないし、乗客とのトラブルもある。乗客から「運転士の分際で」と言われたくだりは、こちらも読んでいて腹立たしかった。いったい何様のつもりなのだろうか?嫌な上司がいると大変なのもどの職場にもあることなんだが、ここにもねぇ。家族の理解があったりなかったり・・・ドライバー稼業は簡単じゃないね。

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