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ISBN 10 : 4924779636
Content Description
日本に「在日韓国・朝鮮人」と称される人たちがいるのと同じように、中国にもまた韓国・朝鮮系の人たちがいる。人口は凡そ200万人で、中国では朝鮮族と呼ばれている。朝鮮族は主として東北三省(吉林・黒龍江・遼寧)に居住しているが、そのほとんどは日本が朝鮮半島および中国東北部を占領・支配していた時期に、朝鮮半島から中国へ移住してきた人たちとその子孫である。移住少数民族としての朝鮮族が、いかなる民族意識をもってホスト社会に適応してきたか。そしてまた「改革開放」およびその後における韓国人との交流により、伝統社会が大きく変わろうとしているなかで、朝鮮族はいかに自民族の発展と主流文化の受容という二つの課題を抱えながら存続の道を模索しているのか。本書では過去10年間にわたるフィールドワークの成果に基づき、朝鮮族の実態を明らかにしていく。
目次 : 第1章 朝鮮族とは/ 第2章 漢族との関係/ 第3章 朝鮮族の民族意識/ 第4章 中国の民族政策と朝鮮族の証言/ 第5章 朝鮮族の宗教/ 第6章 農村社会の変貌/ 第7章 家・村と年中行事/ 第8章 村民の語りと生活史/ 第9章 朝鮮族の現在―出稼ぎと離農/ 附章 韓国・朝鮮系移民三世としての筆者の自分史
【著者紹介】
韓景旭 : 1966年中国黒龍江省に生まれる。1990年中京大学社会学部卒業。1995年中京大学大学院社会学研究科博士課程修了(社会学博士)。1996年国立民族学博物館外来研究員。1998年西南学院大学文学部助教授(現職)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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