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チームのことだけ、考えた。 サイボウズはどのようにして「100人100通り」の働き方ができる会社になったか

青野慶久

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784478068410
ISBN 10 : 4478068410
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

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私が社長になった2005年、社員の離職率は28%に達した。
その年が始まるときに在籍していた83人の正社員のうち、実に23人が1年後にはいなかった。
翌年もさらに16人がサイボウズを去った。

原因の1つは労働環境だった。平日は終電まで働く人が多く、夜10時になっても半分のメンバーは当たり前のように働いていた。
土日も出社すると必ず誰かがいた。社員は楽しそうに働いてはいなかったが、それがITベンチャーとして普通の姿だと思っていた。
ハードな働き方を拒む人がいても、「我々はITベンチャーですよ。何がしたくて入ってきたんですか?」と、こんな調子で考えていた。
ベンチャー企業として、新しい市場で一獲千金を狙っていく。そのわずかなチャンスに望みを託し、持てる能力・時間の限界までチャレンジする。
それがベンチャー企業で働く喜びであり、それが社会を活性化しているのだという誇りもあった。

しかし、挫折を経験した後の私は考え方が変化していた。
社員が楽しく働いていないことは重要な問題だと思い始めていた。(本文より)
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かつて社員の離職率が28%にまで達するブラック企業だったサイボウズは、
どのようにして社員が辞めない「100人100通り」の働き方ができる会社になったのか?

その奮闘のストーリーとともに、サイボウズがたどり着いた「多様性をマネジメントする手法」を詳細に記した書籍です。

「最長6年間の育児・介護休業制度」「副業は原則自由」などのユニークな人事制度で知られる同社ですが、その根幹にある精緻な思考と試行錯誤の積み重ねが明かされます。

採用難と人手不足に悩む経営者の方、成長の痛みに直面するベンチャー企業、
新しい人事制度を模索する実務担当者、そしてリーダーとしての資質に悩む管理職の方
には必ず多くのものを得ていただける、注目の経営者による渾身の1冊です。

【著者紹介】
青野慶久 : 1971年生まれ。愛媛県今治市出身。大阪大学工学部情報システム工学科卒業後、松下電工(現パナソニック)を経て、1997年8月愛媛県松山市でサイボウズを設立。2005年4月代表取締役社長に就任(現任)。社内のワークスタイル変革を推進し離職率を6分の1に低減するとともに、3児の父として3度の育児休暇を取得。また2011年から事業のクラウド化を進め、2015年11月時点で有料契約社は12,000社を超える。総務省ワークスタイル変革プロジェクトの外部アドバイザーやCSAJ(一般社団法人コンピュータソフトウェア協会)の副会長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • えちぜんや よーた

    「自分がどのように働きたいのか、そこから何を得たいのか、自問自答し、答えを見つけ出し、言葉に表現し、周囲の心を動かしていかなければならない」(P94より引用)。この言葉にほぼ近いことを先輩から聞いたことがある。はじめてWordCamp Kansaiの実行委員をやっていたときだ。あまりの偶然に目からウロコが落ちた。だからサイボウズさんはイベントスポンサーを引き受けてくれたのか?w

  • アベシ

    サイボーズ社長青野氏とサイボーズの成長物語である。チームワークを測る4つの要素「効果」「効率」「満足」「学習」、つまり会社と個人に対してフィフティ・フィフティであることか。また、「多様性」を突き詰めて考えると「公明正大」と「自立」により成り立っている。社内で「事実」と「解釈」を分けて議論するが、サイボウズ式問題解決メソッドは理想と現実の間にある問題に対して原因となった行動と課題となる行動を考える。チームメンバーには「説明責任」と「質問責任」があり、同じように重要。会社でも利用しているが使われていない。

  • Thinking_sketch_book

    ★★★★★ 日本版HARD THING 工夫しながら経営しているのが面白い。時系列なので読みやすい。多様性を大事に気づき会社を改善していくのが面白い。読んでいるとサイボウズの製品を使ってみたいし、会社自体にも興味がわく。学ぶところも多いのでチームワーク、働き方に興味がある人に是非オススメしたい。

  • べっち

    5.0サブタイトルの通り、会社の成り立ちの経緯が書かれていますが内容はもっと濃いです。物事はこのように考えるのかと思うとこもあり一種のスキルアップ本にもなっています。青野社長は非常に論理的かつ柔軟な思考を持っている方。皆ができるだけ納得できるよう一番ベターなこたえがでるよう必死に試行錯誤を繰り返しされている。面白い社長!面白い会社!だと思いました。サイボウズカンファレンスも動画で見ましたが興味深い内容で考えさせられました。

  • コニコ@共楽

    サイボウズのことは、だいぶ前から気になっていました。副題『サイボウズがどのようにして「100人100通り」の働き方ができる会社になったか』から、具体的にどんな会社か知りたくなり手に取りました。驚くべきことは、2010年から「在宅勤務制度」を始めていることです。新しい職場環境作りや多様性に対応した人事制度の理想も掲げられて、その先見性にも引き込まれました。100%の実効性があるかはわかりませんが、多様な価値観を持ちながらも「共通のビジョンを持って役割分担していく」組織は強いのだろうなぁ、と思わせる本でした。

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