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彼岸の図書館 ぼくたちの「移住」のかたち

青木真兵

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784909179043
ISBN 10 : 4909179046
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

命からがらたどり着いた移住先、東吉野村でぼくたちが始めたのは、自宅を図書館として開くことだった。「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」という「実験」のはじまりとこれから。

目次 : 1 命からがらの「移住」(移住前夜1 単身、凱風館へ乗り込んだ青木の相談(内田樹×青木真兵)/ 移住前夜2 青木、完全移住を決意(内田樹×青木真兵)/ 理想の大家さんと出会う(青木真兵) ほか)/ 2 籠ること、開くこと(「マイ凱風館」を持つ(光嶋裕介×青木真兵)/ 職業・奪衣婆(青木海青子)/ とりあえず、十年先の地方(内田樹×青木真兵) ほか)/ 3 土着の時代へ(生命力を高める場(光嶋裕介×青木真兵)/ 生命力が単位の社会へ(青木真兵)/ 成長したり、しなかったりする有機体(青木海青子) ほか)

【著者紹介】
青木真兵 : 1983年生まれ。埼玉県浦和市に育つ。人文系私設図書館ルチャ・リブロキュレーター。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。関西大学大学院博士課程後期課程修了。博士(文学)。2014年より実験的ネットラジオ「オムライスラヂオ」の配信をライフワークにしている。現在は、障害者の就労支援を行いながら、大学等で講師を務めている

青木海青子 : 1985年兵庫県神戸市生まれ。人文系私設図書館ルチャ・リブロ司書。約7年の大学図書館勤務を経て、夫・真兵とともにルチャ・リブロを開設。2016年より図書館を営むかたわら、「Aokimiako」の屋号で刺繍等でアクセサリーや雑貨を製作・販売したり、所々でイラストを描いたりしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • けんとまん1007

    暮らすこととは、いったい、どういうことだろうか・・と。そう思いながら、読んだ。ゆっくりと、うんうんと頷くことが多い。基本的な思考の方向性が近いからだろうか。地に足をつけて、日々の暮らしを営むこと。とかく、スピード・情報量ばかりが、判断基準になりがちだからこそ、自分の五感で考えることの意味。根本的な社会状況の変化の中で、従来の考え方に固執する・・固執せざるを得ない人たちを、どう変えていくか。いくつものヒントがある。「移住」ではなく「引越」なんですが・・という一文が興味深い。

  • せ〜や

    う〜ん、個人的にはわかるようでわからない内容でした。カタカナが多いのもありますが、一つの問いかけに「わかる!わかる!」で対談が続くので、そうではなく「いやちょっと待て!」の意見もあって初めて、意味のある内容になるような…あまり合いませんでした。ただ、今も昔も都会で暮らした事がなく、田んぼで四季を感じるような田舎で暮らしてたので、都会の違和感がいまいちわからないのかもしれない。本書を読んで改めて、「自然が自然のままあって、四季を感じながら過ごしたい」と思いました。自然や四季を感じるって大切だと思います。☆2

  • azukinako

    田舎に引っ越し(移住とは言っていない)、自宅を図書館として公に開く。書籍は自分たちの所有している書籍。なるほど。それは「ありだよね」と思う。自宅を図書館にするというのはひとつの形だが、言いたいことは、人は何のために働くのか、人はパンのみにて生きるにあらずってことなのかと。「真の人間的な開放が初めて実現するのは、現実の個人一人ひとりが、抽象的な公民を自己のうちに取り戻すときであり、個人としての人間が、その経験的な生活、個人的な労働、個人的な人間関係のうちで、類的な存在となるとき」ああ、マルクス!

  • Shoji

    体を壊して、田舎に移住した夫婦の対談集です。移住先が奈良県の東吉野村なんですが、私も近隣に住んでいるので親しみを持って読むことが出来ました。

  • おさむ

    内田樹さんの弟子筋にあたる青木夫婦。奈良県の東吉野村に移住して、自宅を図書館として開放しながら田舎暮らしを満喫している。いま地方の消滅が懸念される中、若者の移住が広がっている。理想論だけでは暮らせないが、脱成長の時代を迎えた日本におけるひとつの生き方を示していると思う。この夫婦を内田さんが定点観測しているというのも納得。本著は、そんな夫婦が細々と続けている毎週のネットラジオ「オムラジオ」の文字起こし。内田さんだけでなく、様々な仲間たちとの人文知に富み、かつ地に足のついたトークが心地よかった。

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